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三相電源の配線について
今電気関係の勉強をしているのですが、三相電源というのは 例えばモーターなどにつながれた場合、どのように電気は流れているのでしょうか?例えば、家庭などの単層ですと、片側がプラスでもう一本の接地側に流れますが、三相電源の場合、3本すべてに電気が流れているわけですよね?となると帰りの線がもう3本で合計6本いるように思うのですが、6本もつながれているのでしょうか? 自分が本で見ると3本しか書いてないようで、帰りはどうなっているのかなと・・ご存知の方いらしたら、よろしくお願いします。
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簡単に説明すると >家庭などの単層ですと、片側がプラスでもう一本の接地側に流・・・・ これはちょっと違います。 単相電源は一方通行ではなく50または60ヘルツで行ったり来たりの往復電流が流れているのです。その片側をアースしているに過ぎません。 三相電流ですがスター結線が分かりやすいかも知れませんね。 まず単相トランスから二本の線を引き先端に抵抗をつなぎます。 これが120度の間隔で星型になるように3組描きます。 ここで3組の線の片側をそれぞれ一本にまとめた場合これには3本分の電流が流れる筈ですがこの3本の電流はそれぞれ120度ずつ位相がずれています。 これをグラフに描くと非常に理解しやすいですね。 1、方眼紙に一種類の正弦波を描きます、y=sinθのグラフですね。 2、次に120度進めた正弦波y=sin(θ+120度)をもう一本描きます 3、更にy=sin(θ+240度)の正弦波も描きます これでキレイに三相の正弦波が描けましたので任意の位置をたてに線を引いて考えるとどこをとっても合成した数字は常にゼロになる事が分かりますね。 という事で先ほどの3本をまとめた線には常に電流は流れない事になります。お互い打ち消しあってしまう訳ですね。 電流が流れないのですから線は必要ありません、という訳で平衡三相交流は本来6本必要な線が3本で済むことになります。
- fujiyama32
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帰りの3本の線をまとめて1本の線とします。 このような接続にしますと3本の線をそれぞれ流れていた電流が1本の配線 に合成した電流が流れます。 3本(各相)の電流が120度位相がずれていますので、電流を合成しますと 常に零(ゼロ)になります。流れる電流が零ですので、配線を省略すること ができます。 6本の配線で送電する電力を3本で送電できますので、使われる資材(電線、 送電塔、絶縁碍子など)が大幅に少なくてすみます。また、配線の抵抗分 で消費されるロス(6本分の1/2)も少なくなります。 このことから3相交流(3本の電線)が送電や配電の基本となり、現在まで 使用されている理由だと思います。 なお、次の書籍を購入されるか、図書館で探して下さい。 この書籍に"図入り"で、判り易く解説してあります。 三相電源のことを十分に理解することが交流回路の勉強の第一歩だと 思います。 書籍名:電気基礎(下) 交流回路・基本電気計測 参照頁:107頁~109頁 項目名:三相の結線方法と電圧・電流の関係 発行所:東京電機大学出版局 定 価:本体2,500円+税 大手の書店で購入できると思います。尚、電気基礎(上)もあります。 合わせて購入されて、常に手元に置かれて疑問がでた時、読まれると 一層理解が深まると思います。
- foobar
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第1相の戻りと第2相の行き、第2相の戻りと第3相の行き、第3相の戻りと第1相の行き、をそれぞれ一本にまとめて接続する、(Δ型につなぐので、Δ結線と呼ばれます) 1,2,3各相の戻りを一本にまとめてしまう。すると、戻りの線を流れる電流が相殺されて0になるので、電線自体を省略してしまう。(Y状につなぐのでY結線と呼ばれます。) の二通りがあります。
補足
回答ありがとうございました。ところで補足で質問させてもらいたいのですが、 電圧はスターは1点で相殺され、デルタは3箇所で電圧が相殺される・・ ということでよろしいのでしょうか? あとデルタの場合、電圧が線間電圧と相電圧が違いますが、 これはなぜでしょうか? 素人ですとどれにも200ボルトかかっているのであれば、 どこをはかっても200ではないのか?と思ってしまうのですが・・ よろしくお願いします。