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デジタルICのTTLのファンアウト接続について
率直に聞きます。 標準TTL7400(Nタイプ)のファンアウトは10,74LS00(LSタイプ)TTLのファンアウトは20です。 質問は、NタイプにLSタイプをいくつ接続できますか。 お願いします。
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駆動側と負荷側のTTLの種類が異なるときのファンアウトは以下のようなります。 負荷側TTLの種類 ↓駆動側 N S LS ALS AS F N 10 8 40 160 32 26 S 12 10 50 200 40 33 LS 5 4 20 80 16 13 ALS 5 4 20 80 16 13 AS 12 10 50 200 40 33 F 12 10 50 200 40 33 NタイプにLSタイプをつなぐときは最大40個になります。
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- inara1
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ANo.1のネタ本は参考URLの 47ページの表1.5です。手元にあったので書き写したのですが、書籍でも間違いがあることが分かりました。いまどき異種TTLを接続することはない思いますが、デジタル回路の課題でしょうか。実際に接続する場合にはファンアウトの半分くらいに留めておいたほうがいいです。
- inara1
- ベストアンサー率78% (652/834)
Nタイプの出力にLSタイプを接続する場合のファンアウトは、計算してみると 40 ではなく 20 でした。 ファンアウトがNタイプで10、LSタイプで20というのは、TTLの最大入出力電流で決まります。TTL全部だと複雑になるので N と LS に限定しますが、これらの最大入出力電流は以下のようになっています。Nタイプはデータシート [1] の4ページ、LSタイプは5ページに出ています。 Nタイプ LSタイプ 出力電流 IoH 0.4mA@2.4V 0.4mA@2.7V IoL 16mA@0.4V 8mA@0.5V 入力電流 IiH 40μA@2V 20μA@2V IiL 1.6mA@0.8V 0.4mA@0,8V Nタイプ同士では IoH = 10*IiH、IoL = 10*IiL なので、接続できるのは最大10個になります。LSタイプ同士では IoH = 20*IiH、IoL = 20*IiL なので、接続できるのは最大20個になります。Nタイプの出力にLSタイプを接続する場合は、( Nタイプの IoH )/( LSタイプの IiH ) と ( Nタイプの IoL )/( LSタイプの IiL ) のうちの小さいほうがファンアウトになります。 ( Nタイプの IoH )/( LSタイプの IiH )は 0.4mA/20μA = 20、( Nタイプの IoL )/( LSタイプの IiL )は 16mA/0.4mA = 40 なので、小さいほうの数値をとってファンアウトは 20 となります。 [1] SN7400データシート http://focus.tij.co.jp/jp/lit/ds/symlink/sn7400.pdf
補足
回答ありがとうございます。助かりました。 できればなぜ40個もつなげることもできるのかも教えていただけませんか。 参考書にもなかったので。