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戦争への歴史を書いた本
小中高と日本史の授業で勉強してきましたが、日本がどのようにして第2次世界大戦に突入していったのか、未だによく分かりません。 満州事変や2.26事件など個々の事件の名前は知ってても、それがどのように戦争と関係しているのか、「流れ」というものを理解していないように思います。 初学者にも読みやすく、手軽なものがありましたら、ぜひ教えて下さい。 お願いします。
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他の分野の本もそうだと思いますが、日本の戦争の歴史を 扱った書籍についてはとくに、「自分で」できるだけ幅広く、 複数の本にあたることが必要と思われます。 他人から薦められた本だからといっても、それがあなたに とっては、逆にマイナスになる可能性も大きいのです。 簡単に「流れ」だけでも掴もうと思っても、それはなかなか 難しいと思います。ご承知のように、かつての戦争に関しては、 筆者によっても、それを否定する立場や肯定する立場、 さらには賛美する立場まで、さまざまなスタンスが存在し、 それぞれ異なる内容を、歴史的事実として主張していますから。 とにかく何冊かまとめて読んでみて、自分のなかで気になった 文献をさらに追ってみるという勉強の仕方が一番いいと思います。 ・・・といって、何も紹介しないのは、さすがに失礼なので 一応、一冊だけ挙げておきます。 かなり有名ですが、『昭和天皇独白録』(文春文庫)という本が あります。戦後まもなく、昭和天皇自らが十五年戦争を回想し、 それを宮内庁の方が記録したものです。 当事者による「生」の記録ということもあり内容が具体的なので、 戦争の経過や、当時の政府や宮中の雰囲気がよくわかります。 ただし、この本でさえも、現在ではしばしば「昭和天皇の弁明の 書」と指摘されていることを言い添えておきます。
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- grgr56
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私も同様の疑問をもち(いまだに持っておりますが)あれこれの本を読み漁りました。 その中で「もう少し早くこの本を読んでいればもっと見通しがよくなったものを」と思った本を紹介しておきます。 軍閥興亡史 伊藤正徳 光人社NF文庫(全3巻) 明治軍閥から、「誰も引きいる者がいない」昭和軍閥にどのように変貌していったのか。かかれている内容の全てに信をおくわけではありませんが、その時代を実際に生きた人が自分なりの考えをもって書いた本なので、読みやすく、かつ参考になりました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 読みやすい、というところに惹かれました。 一度読んでみようかと思います。 私と同様の疑問を持って読まれた方のご意見として、参考にさせていただきます。 ありがとうございました。
お礼
早速のお返事ありがとうございます。 hosaka2002さんのご意見、本当にごもっともだと思います。 たった50年やそこらしか経っていないのに、事件自体存在したのかどうか 筆者によって意見が分かれるようなものすらありますもんね。 「手軽に」なんてちょっと考えが甘かったかなと、反省しております。 ご紹介いただいた『昭和天皇独白録』ですが、私も名前だけは存じております。 「弁明の書」ということですね。 これも戦争についての諸説の一説だ、ということを肝に銘じて、 一度読んでみたいと思います。 どうもありがとうございました。