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『おおきに』の意味するもの
関西在住、大学生の男です。 昨日、古本兼DVD屋さんで30才ぐらいの男性の店員さんに 会計を済ませてDVDを受け取るときに「おおきに」といわれました。 数年振りぐらいに買い物で「おおきに」を耳にしたのですが若い人は初めてです。 大抵、私の親世代の40後半~50代以降の人が比較的よく使う言葉ですが 「ありがとうございます」ではなく「おおきに」なのは意図があるのでしょうか? たとえば、フレンドリーにして常連客にするための懐柔作戦とか・・・。
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こんにちは。 >>> 「ありがとうございます」ではなく「おおきに」なのは意図があるのでしょうか? たとえば、フレンドリーにして常連客にするための懐柔作戦とか・・・。 そのお店で、「おおきに」で統一しているんですよね。 店長とか社長に聞かないと理由はわからないでしょうけど、 おそらくは、質問者様が推測されているとおりでしょうね。 私は東日本在住ですが、関西を旅したときに店員さんから「おおきに」と言われてうれしかったです。 語感が柔らかく、温かい感じがしました。 若い店員さんでも言っている人がいました。 関西地区のホテルや旅館の女将さんは、おそらく100%「おおきに」を使っているのでは。 テレビ番組などで、そういう光景を見かけると、いつも、いいなーって思っています。 ファミレスやファーストフードだと、グループ店によって、それぞれ特色のある挨拶言葉がありますが、その中には、奇異と感じる表現もたくさんあります。 しかし、「おおきに」だったら、私としてはうれしいですね。 以下は、お暇でしたら読んでください。 「おおきに」は、「大きなり」という文語の形容動詞の連用形です。 意味は、「とても」「非常に」「大変」です。 これだけでは、意味を成しません。 ですから、元々その後ろにあった言葉が省略されているわけです。 省略されている言葉は、「感謝します」や「お世話になりました」などの類でしょうね。 挨拶言葉では類似の例がいくつかあり、その代表例が、別れの挨拶である 「さようなら」「それでは」「では」「それじゃー」などです。 これらはすべて、「そういうことであるならば」という意味です。 やはり、これだけでは意味を成さず、おそらく元々後ろにあった 「お別れいたしましょう」が省略されたものと考えられます。 一方、「ありがたい」「ありがたし」は、 漢字で「有り難し」と書きます。 つまり、「存在することが難しい(珍しい)」→「なかなかないことです」 と言うことによって、感謝の意思をほのめかしているわけです。
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- MockTurtle
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以前勤務地が浅草だった頃、近所の「よってこや」という京都ラーメンの店によく通っていました。ここでは客が帰る際に必ず「毎度おおきに」と挨拶します(一見客でも)。しかし、この店で「おおきに」以外の京都弁を耳にすることは皆無で、来客時の挨拶も確か「いらっしゃいませ」だったと思います。そのことの不自然さに加え、店員さん達の怪しいイントネーションが気になって、彼等が「毎度おおきに!」と言う度にこう思っていました。 エセ京都人め‥ ( ̄ー ̄ ) フッ ちなみに、私に女の色香は通用しません (笑) - 以上冗談 - 上記はもちろんチェーン店の話ですが、父ちゃん母ちゃんでやっているお店だからと言ってコンセプトやマーケティング戦略がないとは限りません。今をときめくマイクロソフト社にしても、最初は学生2人で立ち上げた小さな会社だったわけですからね。 > 「まいど」も「おおきに」も10代20代では死語になりつつあります。 うーん・・・ 例えば、昭和30年代後半から一時随分流行った「ハッスル」という言葉はその後ほとんど死語になっていましたけれど、近年は再び脚光を浴びているようです(ちなみに当初は放送禁止用語に指定されていたとか‥)。「おおきに」を流行語と同一次元で語るのもどうかとは思いますが、復活の可能性がまったくないほど忘れ去られてしまったわけでもないでしょう。 それと、10代・20代と言っても全員が同じ服を着るわけではないように、言葉の感覚も人それぞれです。中には世間で余り使われない言葉を好んで使う人や、「古き良き言葉」の復活に情熱を燃やす人もいると思います。 結論的には既存の回答の域を出ませんが、本件ご質問に対して的確な回答を寄せ得る人物は、発言者本人を置いて他にないと思います。 それにしても、自分の言葉が他人を当惑させ、ネット上で話題になっていると知ったら、その店員さんは何て思うかしらん?( ^^;
お礼
回答ありがとうございます。 >エセ京都人め‥ ( ̄ー ̄ ) フッ >ちなみに、私に女の色香は通用しません (笑) ははは、エセ京都人ですか(笑) 関西弁でもエリアによってイントネーションが異なり 私も大阪人に「変な関西弁」と言われたことがあります。 「変な」は一般的な「大阪弁」でないことを意味するようです。 まあ近畿ニ府四県でも訛りが微妙に変化するのは当然ですよね。 >父ちゃん母ちゃんでやっているお店だからと言ってコンセプトやマーケティング戦略がないとは限りません。 なるほど しかし実際問題どこまで考えてるのか未知数ですね。 実はやっぱり特に考えてないとおもうのは偏見でしょうか。 >言葉の感覚も人それぞれです。中には世間で余り使われない言葉を好んで使う人や、「古き良き言葉」の復活に情熱を燃やす人もいると思います。 情熱を燃やす人がマイノリティならば復活は難しいような気がします。 また、いっときの流行はたいてい定着せずに廃れる宿命にもあり 必要とされない言葉、主流になれない言葉は代替えのものに変わるとおもう。 地方の言葉である方言は戦後急速に消えつつあるのが悲しいですが現状でしょうか。
- houshimodoki
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私は20代ですが日常的によく使います。 家族の間で使うこともありますし(「醤油取ってー」「はい」「あ,おおきに」とか) 近所の方やお客さんと話すときにもよく使います。 逆に同年代と話すときはあまり使わない…かも知れません。 (ちなみに生まれも育ちも現住所も京都市内(とはいえ周辺部の田舎)です) ‥‥年配の方と接することが多い生活をしているので,余計によく使うのかも知れませんが。 その店員さんも,下心や店の指導ではなく,単にその言葉をよく使う生活をしていただけではないでしょうか。
お礼
回答ありがとうございます。 20代で日常的に使われてる方もいらっしゃいましたか。 一般的にはあまり使われてないとおもうし同年代なら尚更だとおもわれますが 「おおきに」は京都で生まれた言葉だといわれてので もしかしたら京都人には隣県より比較的使用されてる事情があるのかもしれません。 >その店員さんも,下心や店の指導ではなく,単にその言葉をよく使う生活をしていただけではないでしょうか。 そうですね、それが妥当な線だなと考えてます。
- tomajuu
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飛騨の山猿です。 以前、京都を旅した時、前を歩いてた若いコ(女性)がポロっと財布か小物入れを落としました。 拾いあげて 「落としましたよぉ」 と言って渡してやったら、恥かしそうに、小さな声で 「おおきに・・・」 と言いました。 その瞬間、私は胸キュン!×1000 くらいの感激を受けたものです。 バカ? 先の回答者さんがおっしゃってるように、その店 全店的にそう答えているようにしてるなら、明らかに戦略です。 でも、その店員さん自身の感謝の表れで、本人も意識してないなら、それは単にその方の育ちにあると思います。 ただ、その店員さんも、意識的に使ってるとすれば、私のようなバカは、常連ならずとも、「よし!またココ来よ!」と思うかも・・・です。 やはり本人に聞かなければ解りません。(全店、そう言ってるかを調べるのもテですね。)
お礼
回答ありがとうございます。 >その瞬間、私は胸キュン!×1000 くらいの感激を受けたものです。 バカ? ぜんぜんバカではありません。 もしその女性が美人なら私も同じだったとおもいます(笑) >その店 全店的にそう答えているようにしてるなら、明らかに戦略です。 いろいろ考えたのですがどうも戦略ではないような気がするのです。 一店舗しかない小さいお店でマーケット戦略?もないかなと・・・。 その店員さんの個人的事情、珍しい青年なのかもと考えてます。 >その店員さん自身の感謝の表れで、本人も意識してないなら、それは単にその方の育ちにあると思います。 そう、こちらが該当するような気がしてます。 若い世代で意識して使うのは抵抗あるようにおもうので もしかしたら彼の日常生活で頻出してる言葉なのかもしれません。
- jo-zen
- ベストアンサー率42% (848/1995)
「おおきに」は、「大いに」が音変化して生まれた上方言葉です。 「おおきにありがとう」という言い方をしていたのが、下略されて「おおきに」になったようです。「おおきに」と「ありがとう」はまったく同じ意味ではなく、「おおきに」は「ありがとう」以上の感謝を表していることになります。英語でいえば、Thank you. と Thank you very much. の違いとなります。 他ではあまり聞かないのに、その店員さんが、「おおきに」を使った本当の理由は、その人に直接聞いてみなければわかりませんが、何か下心があるというよりは、その人の周りで、家族などで、「おおきに」が普通に使われているような環境にある方という推測が一番可能性が高いように思います。
お礼
回答ありがとうございます。 >「おおきにありがとう」という言い方をしていたのが、下略されて「おおきに」になったようです。 なるほど、下略された言葉だったのですか。 #1の方もおっしゃってますように 英語でいう「very」が付加された丁寧語だったのですね。 >「おおきに」が普通に使われているような環境にある方という推測が一番可能性が高いように思います。 実は私も考え直してそうおもってます。 個人の古本屋さんでバイト(たぶん)の青年に 「おおきに」を接客指導するのはちょっと不自然というか それで顧客獲得につなげようとは少し荒唐無稽かなと・・・。 彼の家庭か職場かなにかにおける【頻出語】なのかもしれません。
- ASAYOSHI
- ベストアンサー率42% (358/834)
私は関東人なので、「30歳くらいの店員さんが『おおきに』と挨拶することが、いまどきどれくらい珍しいこと」なのかピンと来ません。 ふだん使用する言葉というのは、育った環境や個人の嗜好にも左右されますので、正確なところは本人にでも尋ねない限りわかりませんね。 たとえば、私は40代にしては古くさい言い回しをよく使うようです。それは、親の年齢が、同世代の親よりも高いこと、職業柄、本をたくさん読み、比較的語彙が多いということと関係していると思います。 その店員さんも、その店の御主人か、以前働いていたところの先輩か誰かに影響されて、「おおきに」はいい言葉だなあと思い、自然に身につけた……なんて感じを想像しますね。 「おおきに」は、関西圏の言葉として、誇りに思って良い、美しい言葉だと、私は思います。
お礼
回答ありがとうございます。 >私は関東人なので、「30歳くらいの店員さんが『おおきに』と挨拶することが、いまどきどれくらい珍しいこと」なのかピンと来ません。 日常生活では少なくとも私の周りでは 40代~50代以上の人が比較的用いるような気がします。 70代以上になると普通に違和感なく用いられてる印象です。 10代20代はほとんど使う人はいないとおもいます。 統計でないので正確ではありませんがご了承ください。 たとえば年輩の主人がいる個人のお店 八百屋さんや酒屋さんなんかで子供の頃よく聞きました。 >正確なところは本人にでも尋ねない限りわかりませんね。 さすがにご本人に聞けませんが彼自身が好んで使用してるのかなともおもいます。 土産物店や旅館なら観光客相手に故意に地元意識を強調する必要もあるけど 一般的な古本屋さんで接客マニュアルとしてはちょっと不自然かなと・・・。 私はコンビニやカフェなどチェーン系列のお店に行くことが多いのですが そういうお店は若い店員さんが多くバイトがほとんどだし 接客がマニュアル化しているのか事務的な共通語ですね。 >「おおきに」は、関西圏の言葉として、誇りに思って良い、美しい言葉だと、私は思います。 実は私は「おおきに」があまり好きではありません。 特に若い人が使うと、なにか取ってつけたような違和感があります。 なんというか安っぽい関西人アイデンティティを誇示するような・・・。
- goold-man
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「たいへん(very)、ありがとう」の略。 京言葉と思いますが、大阪でも聞きます。
お礼
回答ありがとうございます。 「おおきに」は京言葉が起源だったのですか! てっきり大阪が起源だとおもってました。 私は大阪でも京都でもありませんが 近畿ニ府四県で広く伝ってるのかもしれません。
お礼
回答ありがとうございます。 >そのお店で、「おおきに」で統一しているんですよね。 >店長とか社長に聞かないと理由はわからないでしょうけど、 >おそらくは、質問者様が推測されているとおりでしょうね。 実は私が誤解して考えすぎてるだけで お店で統一など行っていないのかなと考えなおしています。 チェーン系のお店ならマニュアルもありそうなものですが 個人のお店でバイトも2人ぐらいしかいないのです。 もしかすると彼の個人的事情、家庭とかで【頻出】の言葉なのかもしれません。 観光客相手の土産物店や旅館なら地元意識を強調して意味があるけど 古本屋で客相手に使うのはちょっと考えにくいかなあと思ってます。 >私は東日本在住ですが、関西を旅したときに店員さんから「おおき>に」と言われてうれしかったです。 >語感が柔らかく、温かい感じがしました。 地方の言葉に接すると新鮮ですよね。 私は関東弁の「~しなよ」という言い方が逆に柔らかくて好きですが 関西弁でいうと「~しときって」となります。 >関西地区のホテルや旅館の女将さんは、おそらく100%「おおきに」を使っているのでは。 >テレビ番組などで、そういう光景を見かけると、いつも、いいなーって思っています。 マスコミはステレオタイプを強調しますよね。 「まいど」も「おおきに」も10代20代では死語になりつつあります。 文化の流れとして少しづつ東京に吸収されていくのかもしれません。
補足
お礼が字数制限で収まらなかったので追加いたします。 >「さようなら」「それでは」「では」「それじゃー」などです。 >これらはすべて、「そういうことであるならば」という意味です。 >やはり、これだけでは意味を成さず、おそらく元々後ろにあった >「お別れいたしましょう」が省略されたものと考えられます。 深くておもしろいですね。 別れの挨拶で「そういうことであるならば」とは 名残惜しくてもっといろいろ話したいこともありますがこれ以上時間もございません。 「そういうことであるのなら」そろそろお別れる以外に仕方ありません。 上記のような意味解釈でしょうか。 >漢字で「有り難し」と書きます。 >つまり、「存在することが難しい(珍しい)」→「なかなかないことです」 >と言うことによって、感謝の意思をほのめかしているわけです。 こちらも深いですね。 古来の日本人の謙虚な姿勢の現出でしょうか。 現代の「ありがとう」は語源から乖離してるのかもしれませんね。