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金融企業を起業するにあたってのメリット、デメリット

こんにちは。高校1年の男子です。 私は将来、金融企業を起業したいと思っているのですが、金融企業を起業するにあたってのメリット、デメリットは何でしょうか? ご回答宜しくお願いします。

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  • aokisika
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回答No.2

将来起業するためには、自分でメリットとデメリットが判断できるようにならなければいけません。そこで、その判断の方法をお教えします。 会社を経営するためには4つの要素が必要です。 1)ヒト(人材) 2)モノ(設備、素材など) 3)カネ(資金) 4)ノウハウ この4つは経営資源と呼ばれています。 企業はこの4つの資源を事業に投入して利益を生み出します。少ない資源で大きな利益が得られる事業ほどメリットがある事業だ、ということになります。 したがって、この4つを持っているかどうか。あるいは入手しやすいかどうかと、利益が得やすいかどうか、がメリット、デメリットになるわけですね。 ところが、「一般論として」ほかの業種よりメリットのある業種、というのは実は存在しません。 なぜなら、ある業種がほかの業種より利益が大きいと、利益を求めてその業種に新規参入する会社が増加して競争が生じ、その結果得られる利益が少なくなってしまい、メリットが失われてしまうからです。 このような状況を回避するためには、自社にとっては利益になるけれど他社にとっては利益にならないような状況を作り出せば良いわけです。あるいは自社をそういう企業、つまり他社は利益を得ることができない環境であっても、自社は利益を生み出すことができる、そんな会社に自社を育て上げることです。 そうするとその業種は、自分にとってはメリットがあるけれど、ほかの人にとってはメリットがない業種になりますから、ほかの人がその業種には参入せず、そのメリットを享受し続けることができるわけです。 たとえば、青色発光ダイオードを開発した中村修二氏は、研究を始めるに当たって次のようなことを考えたのだそうです。 当時、青色発光ダイオードに使えそうな素材が3種類ありました。 素材Aは最も有望視されており、いろいろな人が研究をし論文を発表していたので、これから研究を始める中村氏にとって、参考資料が集めやすく、研究を始めやすい素材でした。 素材Bは、あまり有望ではなく、研究者も少なく、中村氏にとって参考資料を集めづらい、研究を始めづらい素材でした。 素材Cは、光は出ることは出るけれども有望性は「ゼロ」まったく使い物にならない素材だ、と考えられていました。したがって世界中で研究している人は誰もいませんでした。ですから、この素材について調べたいと思っても参考資料そのものが存在しません。誰かに教わろうにも教えるだけの知識を持っている人は誰もいません。 中村氏にとってはデメリットだらけの最悪の素材です。 この3種類の素材について、中村氏はこう考えました。 素材Aは、研究を始めやすい。しかしこれは逆に考えると競争相手が沢山いるということだ。もしわたし(中村)が素材Aを使って青色発光ダイオードの実用化に成功したとしても、競争相手には大企業が沢山いる。大企業には素材Aの研究者(ヒト)が大勢いるし、設備(モノ)もそろっているし、研究資金(カネ)が豊富にあり、素材Aをあつかうノウハウも持っている。だからすぐに自分に追いついてしまう。自分の会社(日亜化学)は人材がいないし設備もないし資金が少なくてノウハウもないから、実用化に成功しても市場に販売するだけの生産設備を作るのに時間がかかり、その間に大手の他社が先に青色発光ダイオードを販売して市場を独占してしまい、日亜化学が生産体制を整えた頃にはもう売れなくなっているだろう。 実用化競争で勝っても市場競争では負けてしまう。 だからこの素材を研究しても自社にとっては役に立たない。 素材Bでもおそらく同じようなことが起きるに違いない。 しかし、素材Cは世界中で誰も研究していない。もしかりに自分が5年がかりで素材Cによる青色発光ダイオードの実用化に成功すると、自社は5年間で人材を育て、設備を作り、5年分のノウハウを蓄積できる。これに対して競合大手は、素材Cを扱ったことがある人材は「ゼロ」、素材Cを作るための設備も「ゼロ」資金だけはあるがノウハウが「ゼロ」。だから日亜化学に追いつくのに数年かかる。数年間の期間があれば自社は大規模な生産設備を作り、市場を独占してしまい、他社が追いついてきた頃には他社は売ることができないような状況を作ることができる。 これなら勝てる。 このように中村氏は考えました。 つまり素材Aは一見するとメリットがたくさんあるように見えますが、競争相手を考えるとデメリットだらけの素材なのです。 これに対して素材Cは一見するとデメリットだらけのように見えますし、実際にも現状ではデメリットだらけなのです。しかし、数年間の時間をかけると、自分にだけメリットがあり他社にはデメリットだらけの素材にすることができるのです。 こう考えて中村氏は素材Cを研究対象に選びました。そして成功したのです。 このように、ある業種を自分にとってだけはメリットがたくさんあるが他社にとってはデメリットがたくさんあるような状況を作り出すことが重要なのです。 金融業にはどんな経営資源(ヒト、モノ、カネ、ノウハウ)が必要か考えてみましょう。 そしてあなたはどの経営資源を今もっているか、今後手に入れることができる経営資源は何か、その経営資源を競争相手が手に入れることができないようにする方法はないか、を考えてみましょう。競争相手に対して有利な位置に立てるような経営資源を持つことができれば、それがあなたにとってのメリットなのです。そういう経営資源を持つことができなければ、それがあなたにとってのデメリットです。 まずあなたが持っている、あるいは手に入れることができる経営資源は何か考えてみましょう。

blade187
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 とてもご参考になる意見でした。 >まずあなたが持っている、あるいは手に入れることができる経営資源は何か考えてみましょう。 今後、じっくりと考えていきたいと思います。 ご回答、ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • aokisika
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回答No.1

何と比較したメリット、デメリットでしょうか? たとえば、Aという業種で起業するためには最低1億円必要であるけれども、Bという業種で起業するためには最低2億円必要であったとします。 すると、Bという業種は「起業するのに2億円も必要だ」というデメリットがあることになります。 しかし、Cという業種で起業するために10億円必要であったとすると、Bという業種は、「たった2億円で起業できる」というメリットがあることになります。 2億円の起業資金は何と比較するかによってメリットにもデメリットにもなるわけです。 どういう企業と比べた金融企業のメリット、デメリットを知りたいのか、考えてみましょう。

blade187
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 >どういう企業と比べた金融企業のメリット、デメリットを知りたいのか、考えてみましょう。 IT企業との比較で知りたいです。 宜しくお願いします。