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刑法の質問

Xは同じアパートに住むAに強く迫られ、自己の敷金として用意していた20万円を貸したが、約束の期日を過ぎてもAは返済をしないばかりか、のらりくらりと話をそらすばかりであったため、「Aは借金をうやむやにする気ではないか」とXは不安に思った。敷金振り込みの当日、Xが「今日こそ金を返してもらおう」と非常に追い詰められた心境でAの部屋を訪ねると、不機嫌そうなAがドアを開けた。Xは「この様子では、しつこく返せと言うと気の短いAのことだから殴りかかってくるかもしれない」と思いつつも返済を求めたところ、Aは突然興奮してこたつ台を蹴り上げてひっくり返し「お前に返す金はない」「とっとと出て行け」などと怒鳴りながら、Xの顔面を右拳で数回殴り、Xは鼻血を出した。さらに座り込んでいるXの腹部をAが蹴り上げたため、Xは、親切に20万円を貸してやったのに、これを返さないばかりかいわれのない暴力をふるうAに怒りを覚え、このままAの言いなりになっていると、自分は住む所を失い、人生も終わりだ、とも考え、Aを殺害しようと思い、こたつ台から落ちた果物ナイフを手に取り、タバコを吸うためにXに背を向けていたAの背中をナイフでいきなり突き刺した。Aの悲鳴を聞きつけて、隣室のBが部屋に駆け込んできたのを見たAは身を守ろうととっさにBの腕をつかみ、ナイフを持って向かってくるXと自分の間に引き入れたためナイフはBの腹部に刺さった。これによりAは背中に全治1か月の重症を負い、Bは失血死した。 この時の、XとA、それぞれの刑事責任について検討しなさい。 と、あった場合、どの条文がそれぞれに当てはまるかを書いていけばいいのでしょうか?授業に出ていればわかったのでしょうが、病気で授業に出れなかったので、とても困っています。 おそらく決まった答えはないと思うのですが、検討しなさいという時にどんな事を書いていけばいいのかわからなくて質問しました。 書き方と、それぞれの刑事責任についてのヒントを教えてくださるととてもうれしいです。 よろしくお願いします。

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  • 17891917
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回答No.2

1 刑法の答案作成に当たって検討する順番 (1)構成要件,(2)違法性,(3)責任,(4)処罰阻却事由 2 検討(例) ●Xの罪責 (1)殺人未遂(199条,203条)の構成要件に該当 (2)違法性について  正当防衛(36条)の成立の有無→積極的加害意思がある場合→防衛の意思の要否→本件には防衛の意思がない→正当防衛成立しない。 ●Aの罪責 (1)殺人(199条)の構成要件に該当←構成要件的故意について認容説 (2)違法性について  緊急避難(37条)の成立の有無→自招危難の場合の緊急避難成立の可否→緊急行為(36条,37条)の趣旨:社会的相当性→Aの行為が,一連の経緯から見て社会的に相当といえるか  上記のような要領で検討してください。  参考までに,刑法の答案の作成にあたり注意すべきことをいくつか挙げておきます。  ○4要件について,行為者ごと,被害者ごと,成立する犯罪ごと,に検討。(※検討の順番を絶対に間違わないこと。順番を間違えたら,それだけで「不可」。また,たとえば違法性のみが問題となる場合に,構成要件を認定せずに最初から違法性について検討するのも不可。) ○上記の順番で検討して,いずれかが欠いた段階で,犯罪は不成立とする。 ○基本的には,上記すべてを検討するべきだが,争いのある事項までの検討でも足りる。(本件の場合,責任阻却事由や処罰阻却事由の有無は問題にならず,違法性の検討後,犯罪成立の有無の結論を述べてもよい。) ○行為者が数人登場した場合には,下記の順番で検討 ・共犯と正犯が登場:正犯が先←共犯従属性説 ・正犯同士及び共犯同士:長く行為していた者が先 ・支配者(共謀共同正犯など)と手下:手下が先

回答No.1

大学生の方でしょうか? 「病気で授業に出れなかったので、」とありますが、 人生、そんなに甘くはありません。だいたい、社会にでて 「病気だったので」なんて言い訳になると思っているのですか? 病気を治してから、再チャレンジして下さい。

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