Xは自分の配下のYが敵対する暴力団員Ａを銃撃した。ということを聞きつけ

質問

Xは自分の配下のYが敵対する暴力団員Ａを銃撃した。ということを聞きつけ、これに加勢してとどめを刺そうと思い、殺意をもってたおれているＡの腹部、胸部を突き刺した。しかし、実は、ＡはＹの銃撃によって既に死をしていた。

Xの刑事責任を教えてください！お願いします。

回答No.4

patent123

刑法第六十条 　二人以上共同して犯罪を実行した者は、すべて正犯とする。

ＸとＹは、共同して殺人をする意思があり、Ｘは腹部、胸部を突き刺すという実行行為を分担しているので、Ｘには殺人罪の共同正犯が成立すると考えます。

回答No.3

yamato1208

この場合は、「どちらが殺害したか」が争点となります。

銃撃で「死亡」していた場合は、「殺人」は成立しません。

可能性として、すでに「死亡」している被害者を殺害の意思を持ち、死亡した被害者を「刺した」場合には刑法上では罪にはならないと考えられます。

死体損壊罪は、「故意」に損壊をしないとなりません。

後は「銃刀法」での処罰でしかないでしょう。

回答No.2

minpo85

論点としては不能犯。単純に言えば具体的危険説と客観的危険説で結論は分かれる。
　高裁の裁判例には殺人未遂罪の成立を認めたもの（広島高判昭和３６年７月１０日）もある。
　殺人罪が成立しないとした場合、死体損壊に関しては、殺人の故意で死体損壊の行為を行っており、故意の錯誤の問題（抽象的事実の錯誤）になるが、法定的符合説に立っても構成要件間に重なり合いがないため、故意は阻却され、過失の死体損壊罪となり不可罰。
　よって、死体損壊罪は成立しない。

回答No.1

kumap2010

死体損壊罪