ANo.1の者です。
確認のため、NHKためしてガッテンの魯山人納豆の回を見たという弟に「料亭みたいなところの主人に納豆の混ぜ方をインタビューしてたか?」聞いてみましたが、「そんなシーンあったかなあ」という答えでした。「では、何回混ぜると言ってた?」「700回と言ってたと思う。」と、確認どころかますますあやふやになってしまいました。
近くの書店でNHK出版の『ためしてガッテン』という本を見ると、魯山人納豆の放送は1999年1月13日となっていました。もう9年以上も前なんですね。残念ながらこの本にも出典の記述はありませんでした。ちなみに混ぜる回数はこの本では400回だそうです。
しかし、魯山人の著作に納豆を何百回まぜるという記述がないとしても尤もなことだとおもいます。
なぜならば、魯山人という人は大さじ何杯小さじ何杯というような数字で料理を語ることを嫌っていました。たとえ数えたとしても短気で癇癪持ちであったので、100回も数えないうちにブチキレたでしょう。
もし、書いたものがあるとすれば、本人のではなく、お弟子さんの食文化史研究家平野雅章氏か、辻留主人辻義一氏によるものではないかと思います。
魯山人の内弟子で3度の飯を炊いていた辻義一氏の『魯山人と辻留』という本も見てみましたが、納豆をどろどろになるまで練りあげてから茶漬けにしたとありますが、混ぜる回数は書いていませんでした。
結局なにひとつ解決していませんでしたが、もうちょっと調べてみたいとおもいます。
何か判りましたらご報告申し上げますので、もうしばらく閉め切らないでください。
お礼
webで調べると200数十回混ぜたのち 醤油を入れてさらに混ぜ、計300数十回、 という記述が多いのでおそらく放送では そういう数字だったのではないかと思われます。 (私の記憶では200数十回でした) 私の記憶では料亭の主人のインタビューシーン には記憶が無く、料理人が実際に混ぜて見せる シーンをおぼえています。 NHK出版の記述の件ありがとうございます。 魯山人が回数などをマニュアルとして残さない であろうという考察、検討してみます。 もしかしたらNHKの側で何回ぐらいという目安を 出してもらったか、放送のシーンを解析して 出した数字という可能性もあるのですがwebで見かける 記述では「魯山人の言」としているようなので 放送の中でそう言っていたのかとも思います。 自分の実験によると昔の様に藁苞に入れたまま販売されている 納豆は番組のとおり200数十回で糸を引かない塊のようになり ますが発泡スチロールいりの納豆ではいくら混ぜても そうはなりません。 ですから放送で使ったのは藁苞納豆であろうと思われます。 番組製作者に訊くのも手ですがこの機会にある程度のことが わかるのを楽しみにしています。