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若年者非正規雇用問題が最近話題になっていますが

この若年者の非正規労働問題の解決方法は何かありませんか?

みんなの回答

  • tooma37
  • ベストアンサー率25% (96/374)
回答No.4

幾つかの論点に沿ってお話します ・採用の多くが新卒学生に限定  既卒学生の採用を多くの企業が渋る理由に、その学生は新卒時に有効な就職活動ができなかった(大学というモラトリアムの場所にあって自身の目標を明確にしたり、企業の分析をしたり、要領良く自分を売り込む事ができなかった)という事があります。この考え方にある程度の妥当性がある(若しくはそう思われている)のは高校→大学→就職という単一的なキャリアパスが殆どの日本人ホワイトカラーの辿る物となってしまっているからです。  この状況を変えるための方策の一つとして教育制度の複線化が考えられます。大学を卒業して就職する学生もいれば大学院に行く学生もいるし、社会人から出戻りで学生になる人間もいるという状況になれば新卒偏重の現状も変わるのではないかと思います。 ・グローバル化に伴う競争の激化  企業の視点からみると派遣労働者は便利な存在です。一年中同じ量の仕事がある企業と言うのは余り無く、閑散期は必要最低限の正社員(コア)で切り盛りし、繁忙期には派遣労働者の補助(サテライト)を得るというのが多くの企業にとって経済合理的な行動になります。  この状況に関しては万能の解決策は無いように思います。無理に労働者を保護しようとすれば日本経済の地盤沈下が危ぶまれます。強いて言うのであれば日本経済全体を発展させパイを大きくする事と、教育をより実践的な内容にしてなるべく多くの日本人がコアの部分で活用されるような制度構築を期した上で、ホワイトカラーを含む外国人労働者を流入させサテライトの部分を担ってもらう事くらいでしょうか(これはこれで人道的にどうなのだろうという気はします)。 ・ライフスタイルの多様化  この問題をより一層難しくしているのは非正規労働に甘んじる若者の全てがやむなくその状況にいる、と言う訳では必ずしも無いという事です。正社員になるとやはり生活の大部分に仕事の制約を受けます、これは仕事の時間に限らず、服装や嗜好、交友関係にまで及ぶ事すらあります。それらの制約を厭い経済的には不安定でも自由な生活を指向する若者と言うのは少なからず存在します。  これらの若者に正規雇用の仕事をあてがうことは必ずしも正しい事ではないのかもしれません。経済的にみるのであれば個人により付加価値の高い仕事をしてもらう事が社会にとって有益なのは言うまでもありませんが個人のライフスタイルにまで経済合理性が干渉するべきではないでしょう。

回答No.3

 「新卒採用」という慣習がどうなるか、によりけりなような気がします。  今の採用構造は正規雇用は正規雇用、非正規雇用は非正規雇用で、丁度新卒時期に採用を手控えていればそれで終わりという随分非条理なものになっています。苦労して正規雇用で入っても過重な労働で潰されると言うパターンが多いと聞きますし、社会的にも、不況だった年に非正規雇用で雇われた人の中にも優秀な人がいる可能性が多いと思うので、そういう人を排除するのが経済全体でみて効率的なのかという論点があるかと思います。  これに対する単純な対応策は、「新卒雇用禁止」とか「一定の中途採用枠を確保せよ」といったものですが、何で企業が新卒採用を欲しがるのか(一応社員の年齢層を揃えたいという要望からのようですが、どうもそれだけでは弱いような気がします)についての明確な分析が出来なければ実効性の乏しい物に終わってしまうでしょう。新卒雇用の壁が弱まれば、1円の所得から所得税を2~3割課税して、「低賃金はやっぱりいや」という感じでフリーター層を労働に勤しませることで問題は自ずと解決すると思うのですが。  ちなみに、最悪のシナリオは、30年後も企業の採用の主流はなぜか大卒新卒採用、現在4割の非正規労働者(下記URL)から生まれた子供は、今の非正規労働者のように、豊かな親の元で育ったから貧乏でいいやなんて絶対に思わないだろうから実力行使で給料向上ということで、労働争議頻発、大衆迎合型社会主義政権(今の割合で非正規雇用が生産されればそれも有りうる、まさに「数の力をなめるな」と言う感じ)のもとで分配の問題は強制的に解決、しかしながら、労働力の質の低下で国際競争力は低下して、少ない分け前を奪い合うという形になるというものかな、と思います。

参考URL:
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/3250.html
noname#81954
noname#81954
回答No.2

「頑張ってよい学校に行けば将来が安泰」 「努力すれば報われる」 「みな平等」 の教育から早く脱却する事。 生まれながらの生活水準の違いもあるし、努力すればみんながイチローになれる訳じゃない、勉強だけできたって今時優遇されない。 という事を早く教える。 100m走でも手をつないでゴール。 学芸会では全員が主役。 若い頃に競争を知らずにいきなり競争社会に出て現実を知って戸惑い、ついて行けずに会社を辞めてしまう。

  • celtJapan
  • ベストアンサー率31% (67/211)
回答No.1

政府にありとあらゆる資産や権限を集約させ、完全雇用の実現が保証される社会主義体制にすることです。 デメリットは、せいぜい思想や言論の自由や個人の活動が制限されたり、超監視社会になる程度です。

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