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『すり合わせ』とは?
大学でフライス盤の実習をやりました。 その後の課題で「すりあわせ」について調べるという課題が出たのですが、 学校の図書館にある本には載っていませんでした。 どなたか詳しい方「すりあわせ」の定義やどんなことを言うのか教えてください。 また、参考になるサイト等も教えていただければ幸いです。
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切削加工後の加工表面は、どんなに綺麗に仕上げても、刃形が残ったでこぼこの状態になっています。 その刃形を取り除くために、サンドペーパ仕上げや、バフ研磨を行ったりする訳ですが。 部品が実際に機械に組み込まれたのと同じ状態で、部品同士を擦り合わせてより精密に仕上げを行うのが擦り合わせですね。 金属面同士を擦り合わせて、より平滑な面に仕上げる方法を、擦り合わせと言います。 擦り合わせる面には、機械油を塗り、噛みつきを防止します。 (金属の分子間距離が一定以下になると、金属同士が結合してしまいます。 これを噛みつきと言います。 噛みついた物を無理にはがすと、逆に面が荒れてしまうので、金属同士が一定距離以下に近づき過ぎないように油膜を作る訳です。) より精度の高い仕上げ面が必要な時には、金属仕上げ用の研磨材を併用するようです。 (金属仕上げ用研磨材としては定番のピカールや、その他金属仕上げ用コンパウンド類。 ダイヤモンドパウダー等。) 昔と違い、今時の工作機械は非常に精度の高い仕上げができるようになっており、擦り合わせまで行わないと使用に耐えない用途は非常に少なくなっています。 そうなると、職人の手作業による擦り合わせ作業は、加工屋さんの売り物の一つとなり、その方法は社外秘扱いなんて事もあるようです。 それで無くても、職人から職人への伝承みたいな部分が多く、なかなか文書化された資料は無いみたいですね。
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- syo-tyann
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- craftsman
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>職人技は社外秘になっているんですね。 >どうりでいくら探しても見つからないわけでした。 と言うよりも、職人さんの仕事なんで、なかなか文書化できないんじゃないかと思いますけどね。(^^; まぁ、日本の生産技術は、大かれすくなかれそう言う部分を持っていると思いますけど。 どんなに文書化するのが上手な人が書いても、手指に感じる感覚とか、どうやっても文字じゃ伝え切れない部分もありますしね。
- iqdeflat
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定盤、精密加工、ラッピングなんかをいれて検索してみたら いいんじゃないでしょうか
- atoritaiti
- ベストアンサー率28% (546/1934)
こんにちは 定義:機械部品の仕上げを行う場合に、部品表面が正しい均一面をもつように精密に仕上げていく作業。 実際現場で使用する場合 1.パッキン、シ-ル材などをが使用できず 金属通しの組み合わせのみで気密を高める場合 2.工作機械の摺動面などのように 少ないクリアランスで円滑な摺動を行う場合 方法 1.組み合わせる部品同士を潤滑油+摺り合わせ材を付けて摺動させる 2.ベアリングレッドなどのカラ-を塗り一度合わせて相手部品にカラ-の付いた部分を手作業でキサゲ(ノミで薄く削る感じ)します これを繰り返し全体に均一に当たるようにする サイトは見つかりませんでした
お礼
ありがとうございました。 すりあわせって実際の作業の名前なんですね。
お礼
詳しい説明ありがとうございました。 職人技は社外秘になっているんですね。 どうりでいくら探しても見つからないわけでした。