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人間の女性の性欲の低さについて
人間世界において、 風俗施設、アダルト雑誌、アダルトサイトの点から見ても、 また、犯罪を犯してしまうほどのその欲求の高さからみても、 人間における性欲の高さというものは 男性>>>女性 というようにとらえられます。(違うという女性もいらっしゃるでしょうが) しかし、生殖の面から見て、女性も男性のように性欲が高ければ、かなり有利になるのではないかと思うのです。 それなのに女性は男性のように常にセックスをしたいとは思ってもいませんし、男性のように毎日数回もオナニーをすることもほとんどありません。 なぜ、女性の脳はこんなにも(男性と比べて相対的に)性欲が低くなるように作られているのでしょうか? 生物学的にみて、もしくは精神面、脳構造からみて、おわかりの方、回答してくだされば光栄です。
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人類の性は他の生物とは異なり、生殖のためのみの性とは一線を画したコミニュケーションの手段としての役割も有しているのです。ですから、人類においては単純に性欲(性衝動)と性行動そして性交そのものをひとまとまりのものとしては論じられないんです。 で、性のある生物全般でいえば男性女性双方でそれぞれが有利になるような戦略をとる(卵子と精子ではコストが大違いですし、育児はもっと負担が高い)ため、大概の場合はオスはメスに必死にちょっかいをかけ、メスは寄ってくるオスどもを冷静に品定めする、ということになり、見た目的にはメスに積極性が欠けるように感じられますが、実際のところは択ぶ側の余裕の表われというところでしょう。 人類に話を戻しますと、人類は近代工業化(と、セットになったピューリタン的倫理の蔓延)以降、極端な父系の文化に傾いているため、質問者さんがご指摘なされたように近年まで性的な娯楽を甘受するのは男性のみとなっていますが、明治以前の日本では女性もまた(それなりの富裕層のみではあったそうですが)性的な娯楽を愉しみ、長屋住まいの女性もまた一妻多夫のような形態の母系…妻系家族を作っていたそうですし、中世の欧州では旦那の出征中に貴族の嫁が騎士を連れこんで…なんてこと(不倫のルールを上品にいったものがいわゆる『騎士道』)も珍しくなかったんです。 また、男性の自慰行為は、ほどよく精子をはけておいたほうがより質のよい精子を供給でき妊娠させられる確度が上げられるためで、一方、女性には特段そうした利点がないため自慰を頻繁に行なわないという説もあります。また、女性にとっての自慰は化粧であったりエステであったりアイドルや俳優に熱を上げたりという行為であるとの説もあります。 性欲そのものは男女とも同程度あっても表現のされ方が異なる、ということだと思われます。それ故に、男女ともども誘いをかけているつもりなのに相手はそれを読みとれずに…なんてことがよくあるのでしょう。
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- furupai
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単純に脳の違いです。 性欲中枢は男女で違いがあります。脳の性欲中枢である内側視索前野(ないそくしさくぜんや)の神経核の体積が、男性は女性の2倍から3倍あります。 例外はあるにしても、性差として一般的に女性の方が感情的であるがゆえに、刹那的な情動に流されやすく、男性のような強い性欲を与えたら、それを制御しきれない、律することが困難であるため、そのような造りになっているのでしょう。
お礼
やはり脳の違いもありましたか。 >女性の方が感情的であるがゆえに、刹那的な情動に流されやすく、男性のような強い性欲を与えたら、それを制御しきれない というところ、とても関心がわきます。 男女の脳の構造がこんなにも違うとは驚きです・・・ ご回答ありがとうございました!
- haruhyouby
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やはり女性にとって子供を作るということは命がけの作業だからではないでしょうか???男性のように性欲があるのはいいけど、誰の子かよくわからないのでは、動物として社会生活を行い、子育ての最中なんかに男の人に庇護してもらう上で、いろいろ支障(妊婦に萌えるのかはわかりませんが一般的にはメスを巡っての争い、所有物をはっきりさせておかないと大変)が出てくるからではないでしょうか? 男性の欲求の高さが気になりますよね。ハーレムなどが成立するのも男性が短時間に複数の女性と恋愛や性交できるからでしょうしね。
お礼
命がけ・・・ですか。 男性と女性にとっての性行為の違い、改めて驚愕です。 男性なんぞ女性がいなくても毎日毎日何回も自分の子供(精子)をトイレに流したりティッシュで窒息死させたりしてますもんね、、しかしなぜに自らを苦しみに追いやるほどに男性には性欲があるのでしょう。。困ったものです。 ご回答ありがとうございました!
- akiko0828
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脳の問題ではないと思います。 動物に発情期があるように女性にも発情期があるようです。 (排卵期だったかな...) 年がら年中発情してるよりその方が効率がいいからでしょう。 一方男性はライオンのオスのようにメスが望むときにいつでもOKなように準備万端。 よく言いますように”女は子宮で考える” 自分も女ですがかなり納得できます。
お礼
”女は子宮で考える” すごい納得のいく言葉ですね^^ つまり、女性は効率のいい性欲、男性は慢性的な性欲にかられているわけですね。女性がうらやましい^^; とても参考になりました。ありがとうございます。
- nonnon1190
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質問者様は他の生物では、さもメスでも性欲が強いように思われてるようですが、そうでしょうか? 鳥にしても、イカにしても、よく動物を取り扱った番組では オスが一生懸命求愛して、メスはそれでもそのオスを選ばないでいるとか 結構あると思いますが・・・。 他の回答者様の回答にもあるとおり、メスはリスクがあるので 選ぶ必要があるからではないでしょうか。 >しかし、生殖の面から見て、女性も男性のように性欲が高ければ、かなり有利になるのではないかと思うのです。 仮にそうだったとしたら、どうなると思いますか? 厳しい自然界で子供を育てるのは大変だと思いませんか? そんな中で常にメスが質問者様のおっしゃるような性欲を持って子供を作ったら、 今いる生まれたての子供、これからできる子供、そしてある程度育った食べ盛りの子供、 こんなに抱えてうまく子供が育つでしょうか?むしろすべて共倒れ、母親ですら死んでしまう気がしますが? ちょっと考えれば、有利ではないことぐらいわかると思いますが?
お礼
>オスが一生懸命求愛して、メスはそれでもそのオスを選ばないでいる この逆パターンもあります。 例えば単性生殖のミツバチのメス(女王)は1日に2000回セックスをします。哺乳類で言えば鳥であればどのオスでもかまわずセックスする種もあります。 クラミドモナスなどの同系配偶子接合の生物は特にメスに際立ったリスクもありませんし。(ただ哺乳類の話をしてるのでここではタブーですが) 1人2人ほどの生殖限度があたかも定められているかのような現状の社会において、過去の人間が勝手に区分分けした第1第2成長期だのいうことにすすんでとらわれようとするのであれば、(つまり現在の人間の「常識」にとらわれるのであれば、)もちろんnonnonさんの言ったことは正しいです。 しかし僕が言ったのは、人間が生誕する時や今までの期間での進化の過程における「人間の生殖」のことなのです。 今の人間の寿命は長すぎます。元来原始には生きられても30歳がいいとこで出産時幼児期に死ぬことなんてあたりまえだったので、人間という生物を繁栄させるにはそれなりの生殖の多さを要したのではないか、そう考えてあのような文章を書いたまでです。 すいません、熱くなってしまいました。 回答有難うございました。でもアイロニーはやはりあまり好きじゃありません。
- leo_mama
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性行為は本来、子孫を残すための行為です。 男性は、より多く自分の遺伝子を残そうとします。 女性は、一生の間に妊娠して出産できる回数が限られています。その限られた中で、より優秀な遺伝子を残そうとします。 また、生まれたばかりの赤ちゃんの体のほぼすべてはお母さんの体(栄養)からできているようなものです。それだけ女性の体にとって妊娠、出産は負担のかかるものなのです。たてつづけに妊娠、出産していては体がボロボロになってしまいます。ボロボロの体では子育てはできません。
お礼
やはり卵子と精子の数や構造、性質に拠るものがあるんですね、、 出産その後にも関係してくるとは、、深い。 ご回答ありがとうございます。
- taronbe
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単純に言うと精子はいつでも準備できていますが卵子の準備には時間がかかるからです。牛なら三週間、ネズミなら四日間かけて受精可能な卵子を準備し、受精できる時間だけ発情して交尾します。効率がよく安全です。 むしろ人間の女性は受精可能な期間以外でもセックスを行うため、他の動物よりははるかに性欲が高いともいえます。
お礼
人間だけを見て判断していた自分が恥ずかしくなります。 他の動物よりもはるかに性欲が高い、、そうなんですか! ご回答ありがとうございます。
お礼
懇切丁寧な長文でのご回答、本当に感謝しております。 自分の知らぬ情報を多々もりこんだ知に富んだ文章、楽しませてもらいました。 特に歴代における男女の性欲の変化というもの、男女で自慰行為や性欲そのものに対する一般の理解が著しく間違っているということには 大変興味がわきます。 ご回答有難うございました!人生の参考にもさせていただきます^^