私自身、物書きのプロではないので、まったくの我流アドバイスです。
まず、「論文の結論として、自分のいいたいこと」を2~3行にまとめます。多少長くてもかまいません。
具体例というのは、この「結論」に持っていくための材料、あるいは途中に入れ込む「反証」の材料になるものだと思います。
単純に書くと
1. 現状の認識
2. 1 部分の補足。
3. それに対する具体例。
4. (場合によっては、ここまでに反する事例など)
5. それらをふまえて、「だから」「だけど」、私は「こう思う」「こういう結論が導き出せる」という意見。
6. まとめ
……みたいに組み立てられれば、一応「小論文」の体はなすと思います。
大事なのは、1、2で言っていることに対して、5の部分が自然につながっているかどうかだと思います。反証を持ち出す場合は、結論は、それを打ち消すだけの説得力をもつ必要があります (私自身は、このあたりうまくないので、無理に反証を入れたりしません)。
試験としての「小論文」は、論理的な文章構造が作れているかどうかを重視するので、内容が、かならずしも世間の賛同を得られるものである必要はありません。他にチェックされるのは、句読点の使い方や誤字・脱字ですね。
問題集などにある例文を、部分部分を入れ替えながら、ダミー論文を作る練習などするのもよいかもしれません。
何度も繰り返していると、どのパターンの文の次には、どういう文章がくるべきか、というのは、次第に分かってくると思います。
この方法で身に付くのは、わりと「個性のない文章」ですが、物書きで食べていくのでなければ、特に試験のための文章であれば、それでもいいと割り切っちゃいましょう。
上記は、あくまで「私式」なので、質問者さまに合う方法かどうかは確約いたしかねます。
参考程度にお役立てください。