こんにちは。ご質問の主旨をきちんと理解できていないのですが、次のような回答ではいかがでしょうか。
ポイントとしては、「楽譜上の音符の並びを見てメロディが口ずさめますか?」
「楽譜が読める」とはかなり抽象的な言葉で、いろいろな解釈にとれますよね。もちろん、一番単純なのは、「この音符は少し長いラ」というもの。でも、これを「楽譜がすらすら読める」という意味で使うことは少ないでしょう。他方、今回のご質問の雰囲気からは、他の方の回答にあるような「作曲者の感情まで読み取る」(いわば、「楽譜をしっかり読み解く」)というのも専門家から見たちょっと重すぎる解釈かと。
今回は、ある程度素人の方が出会った場面の質問と見て、クラシック歌手というご質問ですから、まずは、「初めて見る楽譜を渡されても、すぐに、そのメロディを声に出せること」を指すことになるのでは・・・思います。
たいていの方は曲のメロディを声に出す(鼻歌)ことは出来ますが、たいていは、曲を耳で聞いてそれと同じように歌うだけですよね。でも一定の教育を受けた方は、聞いたことのない曲の初見の楽譜でもすぐにメロディをうたうことが出来ます。とてもうらやましい。
(その意味では私も楽譜は全く読めません。ドレミや4分音符等はわかるものの正確な音程をすぐに出せないために、メロディを思い浮かべられず、よく知った曲の楽譜なのに、その曲だと気がつくためには猫の悲鳴のような声を何度も出してみないと(笑))
クラシック系の歌を歌うことで何らかの収入を得る方を歌手と呼ぶならば専門の学校等での訓練を受けていることが多いので、ポップスやロックの方々と違って、この意味ではほぼ例外なく「読める」でしょうね。
(ごく希に、オペラなどの大歌手で「目が見えない訳じゃないのに私は実は譜面が読めない」と告白している方もおられます。しかし、私見では、それはなめらかに、あるいは感情表現まで読み解く自信がないだけで、“一度は聞かないと歌えない”というワケじゃあないだろうと。)
同様な表現は楽器を演奏する方にも使うことがあります。
いわゆる「初見で弾ける」というヤツで、初めて渡された楽譜を見てメロディが口ずさむことはできないのに、ピアノの鍵盤は楽譜に沿ってすらすらとたたく(弾く)ことができ、弾き終わってから「へえー、結構良い曲じゃないか」とか言う人。これもうらやましいですね。
さてさて、ご質問の趣旨に合っていたでしょうか。
お役に立てば幸いです。
お礼
>「楽譜上の音符の並びを見てメロディが口ずさめますか?」 そうなんですね。 楽典を丸暗記したら、「楽譜が読める」ということになるのか、音楽に詳しい人はどのような感じで使っているのか、確かめたいと思いました。 >よく知った曲の楽譜なのに、その曲だと気がつくためには猫の悲鳴のような声を何度も出してみないと 私は猫の悲鳴を何度出してもダメです。初見で鼻で歌ってる人が羨ましい、蚊帳吊りたいです。 >さてさて、ご質問の趣旨に合っていたでしょうか。 ピタリです。ありがとうございました。