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葛の侵食

鉄道線路の土手などに沢山増えてますが、なぜ空き地や庭などあらゆるところまでには侵入してこないのでしょうか?  先日アメリカの新聞の記事に、Kudzu(というスペルだそうです)アメリカ南部の700万エーカーが葛でカバーされて困っているんだそうです。100年前日本から輸入して土留めなどのために政府の肝いりで増やしたんだそうですが、葛の生命力の強さに気が付いたのが1950年代、ときすでに遅く、現在宅地化に次ぐ植物分布を脅かす原因とされてるそうです。 日本では葛きりとか葛根湯とかに利用しているからBalanceが取れてるのでしょうか?

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回答No.1

不確かな記憶によれば、クズは(確か)フーバーダム建設の際に持ち込まれたのだと思います。 クズは日本各地の河原・山地・草原でも、その強い生命力で繁茂しています。中でも、特に日当たりの良い場所を好んで生息しているようです。 マメ科の多年草で、生息地は日本全国、生育期間は4月~11月となっています。種子と地下茎によって繁殖がおこなわれ、さらに盛夏には1日で1m以上も伸長成長するので、爆発的に増える要素を持っていると言えます。また、クズを刈り取ったときに株を残してしまうと、また株からクズが再生してしまうので注意が必要です。 強靭な蔓は民具を作るときの材料とされたり、薪の結束・牛馬の飼料などとして使われていたようです。また、茎の繊維からは「葛布」なるものも作られていたようです。 この手の話題は(学問としては)生態・緑化系の話題なので、質問などがあれば下のURLを参考にしてください。質問をメールにして送れば、返事が返ってくるかもしれません。

参考URL:
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsrt/
chicagoKoi
質問者

お礼

詳しい回答を有難う御座いました 日本では米国ほど深刻な問題ではないようですね その記事によれば1876のフィラデルフィアの万国博の日本庭園で始めて米国に紹介されたそうです。大恐慌の後1930年代にニューディール政策の一環として職つくりとして葛の種まきを南部でしたのだそうです。フーバーダム建築もその政策の一環ですけどあのあたりは赤い岩ばかりの砂漠だからさすがの葛も増えないかもしれませんね。