再びNo3です。
>>日本は現在民主主義を採用しており、それ自体は概ね正当に実現されていると思われます
>確かに実現されていると思いますし、一般民衆の程度の向上も一理あると思いますが。。。
民主主義を誤解しているとしか思えない意見と私は思います。民主主義は自由主義経済、資本主義経済と表裏一体であるばかりでなく、強い倫理感と社会正義とも表裏一体と考えるべきです。
更にリンカーンの「人民の人民による人民のための政治」が実現されていなければなりません。一部の特定グループの不正が放置され結果において公務員が人民のためにならない政治・行政を強行するとすれば、法の運用に問題はないから民主主義社会であるという意見は、私には詭弁としか思えません。
官僚が不正を行い、それを高級官僚もしくは官僚労働組合が組織ぐるみでかばい合う実態が顕著になっているときに「日本は現在民主主義を採用しており、それ自体は概ね正当に実現されていると思われます」といってはならないでしょう。
民主主義社会の支配グループにおいて法制度の悪用や、法律の不備や抜け穴、裁判制度の不備・欠陥を利用した不正がひんぱんに観察される状況があるとすれば、民主主義は危機に貧していると考えるべきでしょう。言葉の上げ足とりするようで申し訳ないですが、選挙制度の運用に問題がなければ民主主義は実現されているということはできないはずです。現に北朝鮮のキムジョンウィルは「我が国の選挙制度は法律に基づき問題なく公平に運用されている」とも発言していますし、事実のようです。「一般民衆の程度の向上も一理あると思いますが・・・」として北朝鮮国民の民意の低さが独裁政治を成立させているせいにするなら、民主主義の存在意義はなくなるでしょう。
民意の総意やレベルが低ければ法律の不備や抜け穴、裁判制度の不備・欠陥を利用しても民主主義に反しないということはできないでしょう。社会正義の無い民主主義は言葉の矛盾でしょう。
>>あるいは、民主主義に代わるより効率的な方式を見つけるかです。
>時間がかかりますね。。。
あるテレビ番組では、我が国の年収200万円以下の世帯数が1000万を超えたと報道していました。こういった中で政府は着々と消費税を10%に値上げする準備をしています。多分今年中には、消費税の10%値上げとガソリン税の一般財源化、10年計画を5年計画に変えた新高速道路建設計画の政策を確立し、来年から実行に移す作戦計画が進行しています。
民主主義社会としては、ありえない程のスピードです。
年収200万円以下の世帯の人にとって消費税を10%に値上げしたらどうなるか?結果は生活破たんが明らかでしょう。こういう人達が1000万人もいることを無視して、必要な高速道路や必要なダムを建設するという名目で増税路線が進行する政治を民主主義と私は呼んではならないと思います。
私は「日本の民主主義は行き詰まりつつあり、破たんしつつある」という視点で質問者さんの問題を眺めていましたが、言葉だけの民主主義に逃げ込んでいる方の意見に耳を傾むけて、本来官僚の不正と見るべき問題を民意の低さにすりかえる意見を受け入れてしまわないことを期待します。
お礼
ご返答ありがとうございます。 すみません、軽く返答をしていました。。。 moonliver_2005さんのおっしゃることよくわかります。 私自身いろいろなご意見を聞き、いろんな考え方に流されているようです。 私の勉強不足のようですので、もう一度民主主義について考えてみます。 ありがとうございました。