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酸化還元電位を知るためには
ある合金をサイクリックボルタンメトリーを測定して、そのボルタモグラムのそれぞれのピークがどの金属に対応するかを知りたいのですが、どうすればよいのでしょうか? また、ある金属のボルタモグラムがどういう波形になるかを知りたい場合、自分でその金属を購入して測定する以外に簡単に調べることはできないのでしょうか? 何かよい方法がありましたら教えて下さい。
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まあそんなもんじゃないかという気がします. 合金の中の成分ごとに違った電位で,しかも成分ごとに固有の電位で反応するなんてほど,単純ではありません. そもそも,SUS なら硫黄や炭素は鉄やクロム,ニッケルに比べて含有量がまるで違いますので,同じスケールで検出できるわけもありません. こういう測定は,電解液の種類や測定前の前処理条件 (表面酸化膜をどうするのか,ということ) にも依存して結果が変わるので, 「SUS302 を電解質溶液につけてCVを取った」 というだけでは,専門家 (私は違います) でもコメントのしようもないでしょう.腐食関係の専門家の教えを請う方がいい気がしますけど.
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- c80s3xxx
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> ある合金をサイクリックボルタンメトリーを測定して、 まずここが意味不明です. 合金を作用極として,電解質溶液中で CV を取るということでしょうか. あるいは,合金を酸等で溶解して,その溶液を試料として不活性電極で CV を取りたいのか. 前者の場合,成分金属の酸化が,酸化物生成か溶解という形で現れるわけですが,金属元素によってどこに出るというのが,合金組成によっても変化する可能性があります.したがって,ある成分ならここに,というような拙速な判断をすると,泥沼にはまる可能性を含んでいます.またこの場合,CV である意味はまったくなく,単なる溶解方向のリニアスイープボルタンメトリということになるでしょう. 後者の場合は,溶解したイオンを還元しながら測ることになることが多くなると思われるので,古典的なポーラログラフィーの方が電位窓を広く取れて現実的でしょう.あるいは,アノードストリッピングボルタンメトリ.CV でもできないわけではないし,無意味とまではいいませんが,感度的な点からも CV で測定する意味があまりないともいえます.
お礼
回答ありがとうございます。 合金を作用極として,電解質溶液中で CV を取るということです。 具体的にいいますとSUS302を使ってCV曲線をとったのですがなぜか、ピークは1つしか出てきませんでした。文献によるとこの合金はニッケル、鉄、クロム、炭素、マンガン、リン、シリコン、硫黄といった物質を含んでいくるのですが、このピークがどの物質によるものか知りたいのですが。 それとも合金になることでそれぞれの物質のピークが出るのではなく、 複合した1つのピークになるということも考えられるのでしょうか? この辺のことを知りたいのですが、どの文献を見ればよいのか分からず困っています。 何卒よろしくお願い致します。