日本の学生も、馬鹿ではないのでは?
最近ずっと引っかかっている疑問があります。
世の、特におじさん世代が声高に叫んでらっしゃる、「日本の大学生の、なんと馬鹿なことか」という社会批判、これって本当なんでしょうか。
・「日本の大学生は世界一勉強しない」
・「日本全体の学生の40.5%は読書時間ゼロ!」
なんていう衝撃的な情報が溢れていますが、4年間キャンパスに通い、レポートを提出したりテストを受けたり、論文書いたりしている彼らの実生活がそんなことになっているとは思えないのです。現在は電子書籍もあれば、新聞もオンラインで読めます。論文検索だってネットで行えまし、サンデル教授の講義もアップルストアで無料で聴けます。ですから、ネットに接続できる環境があれば、紙でできた書籍を手に取る必要は、必ずしもある訳ではないのです。以上の理由から、本を読まないことイコール学力がない、とはいえないのでは?と、反論したいのです。
インターネットとういうものが現在ほど身近でなかった世代から見たら、スマートフォンでさくさくスマートに調べのもを済ませてしまう現在の学生は、「勉強しているふうに見えない」というだけなのではないかと、勝手に思うのです。
しかしながらおじさん世代に共感するところもあります。本、特に小説を読まないというのは語彙を増やす機会を得ない、すなわち、含みのある、相手を惹きつける様なコミュニケーション能力を獲得出来ない、といえると思います。なので、「”バカっぽい話し方”しかできない最近の若者」というのは、いるとは思います(失敬!)。しかしそれは、学力とは関係ないのでは、と思うのです。お話しするのが苦手で・・・というだけかも知れません。
ひとつ論文をこしらえて卒業していく訳です。文章をまとめるというのは、簡単ではないと思うのです。で、みんな一応曲りなりにも、やっているのです。と、思うのですが・・・。
現在学生という方や、「最近の学生は馬鹿なわあ。」って思ってらっしゃる方、いろいろな方の意見を伺ってみたいなあと思っています。
長い拙い文章を最後まで読んでくださってありがとうございます!ちなみに私は23歳、高卒です。