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「裏目に出る」という言葉はいつごろできたのでしょうか
「裏目に出る」という言葉はいつごろできた言葉なのでしょうか。
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裏目に出るの「裏目」は、サイコロを振って出た目の裏側の目のことです。 例えば「6」の裏は「1」、「5」の裏は「2」というように、奇数と偶数の組み合わせになっています。 これは、丁半博打の際に、丁(偶数)にかけたのに、裏の半(奇数)が出て、思惑がはずれると言う意味でできた言葉と言われています。 ただし、実際の丁半博打はサイコロを2つ使うので、一方のサイコロだけ裏目に出た場合だけ、思惑がはずれたと言うことになり、二つとも裏目に出ると予想通りとなります。 ただし、博打に限らずサイコロの目が予想と逆に出れば、裏目に出たということになるので、語源をさかのぼると、サイコロのあった時代あたりまで遡れるのではないでしょうか。 ちなみに日本のサイコロは何時ごろからあるのかと考えると、実に奈良時代にまで遡ります。 正倉院の中に、盤双六というサイコロを使ったゲーム盤があるということですから、既に貴族達は、遊びながら「裏目に出た!」と言っていたかもしれませんね。
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- jo-zen
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「裏目に出る」という言葉は、「サイコロ(賭博)」に由来します。サイコロの一つの面とその裏側にあたる面との関係は、奇数と偶数の関係になっていますので、「予想していたのと正反対の結果が出ること」を「裏目に出る」というようになったのです。 サイコロの(中国からの)伝来と同時代にはひょっとして「裏目に出る」という言葉が使われていた可能性は否定できませんが、記録に残っているものはないと思います。伝来したのは奈良時代とも平安時代とも言われますが、少なくとも平安時代にはあったはずです。正倉院に盤双六(要するにバックギャモン)のセットがありますから。盤双六と一緒に日本に渡ってきたと思われます。 以下のURLも参考にしてみてください。 http://www.rumic.gr.jp/~arai/dice/cult.html
お礼
ご回答をありがとうございます。 大変参考になりました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 そうすると奈良時代あたりらしいということですね。 大変参考になりました。