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ギリシャ神話の怪獣について
よくギリシャ神話に いろいろな怪獣 (たとえば、グリフィン、英語では griffinのような)が出てきますが、 あれは、人間と動物の獣姦によって 出来た怪物なのでしょうか? どう考えても、私には、空想上の怪獣にしては、 出来すぎているように、 感じるのですが、分かりません。 是非、教えてください。
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単純に空想の産物です。 例えばグリフィンですがこれは鷲の身体の「尾の部分に獅子の胴体が繋がった怪物」です。骨格を考えてみれば判りますが、骨盤が二つになり、下肢が二対になってしまいます。こんな生物はどう遺伝子をいじってもあり得ず、単純に空想上の動物だと考えるべきです。さらに雄のグリフィンが牝馬に生ませた怪物がヒポグリフ(馬の前半身に獅子の後半身、さらに鷲の羽を持つ)であったりしますともうグチャグチャです。おまけに「人間の要素は微塵も無い」ので、人が獣姦した結果など噴飯物ですよ。 ※生物学的にここまで異なる種が交配できる事はあり得ません。たとえ受精しても遺伝子レベルで異物と判断され、免疫機構によって排除されます。 これは実際に鶏に鶉の翼になる胚の部分を受精卵状態で移植してヒナにする実験で確認されています。鶏と鶉と言う、鷲と獅子よりは近い種でさえ、成長するにつれて翼が落ちてしまう事が確認されていますので、これらのキメラ(こういう他の種が混じった怪物を最も有名な怪物、キメラの名を取って「キメラ(キマイラ)動物」と言います。グリフィンの他にヌエ、スフィンクス、ペガサス、ユニコーンなどが有名です)動物が成長する事などあり得ません。 なお、これらキメラ動物に近い古生物が存在した事も無いので、化石を見て誤解したなどと言う事も無いだろうと思います。 ※「中国の竜骨」は別ですが。
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古代のギリシャ人は馬にひかせた馬車に乗ることはしても、直接馬の背に人が乗る習慣はありませんでした。それでも周辺の異民族には乗馬の技術を持った者もいました。例えば今のトルコのあたりの先住民族であるヒッタイト人は馬術に関する文書を残しています。 見慣れない「人と馬が一体となった姿」の異民族を見てギリシャ人は恐れを抱き見間違えたのかもしれません。恐ろしい生き物を見た話に尾鰭がついてミノタウロスの話のように「王妃と雄牛が不倫の関係になり化け物を生んだ」なんて空想が生まれたのでしょう。
お礼
何か、世界史の歴史の講義を 思い出しました。 なつかしいですね。 僕の世界史の授業は、 河合塾の青木先生でした。 元気してたら、いいですけどね。
- tanuki4u
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トーテムの合成では? 馬を祖先として崇拝している部族と鳥を祖先として崇拝している部族が合体すると、崇拝している動物同士が合成されます。
お礼
トーテムという言葉が あるのですね。 大変、勉強になりました。
- kensan39
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だだの化石をみての誤解と思います 紀元前にマンモスの化石をみたら それが存在すると思ったのです
お礼
キメラを例に出して頂いたので よくわかりました。 生物学的に異なる種の交配は、 ありえないのですね。