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対物ミクロメーターとプレパラートを重ねる行為。
生物でミクロメーターを使い方を調べています。 そこで、「対物ミクロメーターをプレパラートと重ねて測定しないのはなぜか?」という質問をさせていただきたいとおもいます。 プレパラート上のものがうまく観察できなくなるからでしょうか? だとしたら具体的になぜでしょうか?(気泡が入るだのといった具体的な理由をお教えください。)
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こんばんは。 対物ミクロメーターの上に、スライドグラス/資料/カバーグラスを重ね、ミクロメーターの「目盛り」の部分を物差しのようにして使うという意味でしょうか? その場合は、資料面とグリッドとを同時に観察する事ができなくなるからです。資料面にピントを合わせると、グリッドにはピントが合わず、グリッドにピントを合わせると、資料面にはピントが合いません。 また、対物レンズの設計上、カバーグラスの厚みは0,17mmを想定している場合が多いです。補正環を備えたものですと、カバーグラスの材質(屈折率)と厚みの違いに、ある範囲で対応できますが、スライドグラスのような厚さのものには対応できません。従ってグリッドにフォーカスした場合の見え味が劣る事になります。これは高倍率であればあるほど、開口数が大きくなればなるほど顕著に見られます。 対物ミクロメーターは、血球計算盤と同じような使い方になります。グリッドにはまりにくい資料の場合は、相対的な測定方法になりますが、接眼ミクロメーターの方が機能的かも知れません。
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たいへん参考になりました。 ありがとうございました。