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死刑制度 どうして日本の司法は被害者の気持ちを無視するのか
加害者の精神状態や年齢や社会的地位や経済力なんて被害者やその身内からすれば関係ないと思うのです。 結果的に被害者が死んでしまえば 飲酒運転も医療ミスも事故も故意も全て平等に罰するべきだと思うのですが、加害者の精神状態や年齢などを理由に減刑を強く主張する一部の人たちの意見ばかりが採用され被害者の人権が軽視されるのはなぜですか どうして先進国であるはずの日本がこんな状況にあるんですか
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質問者が選んだベストアンサー
被害者やその遺族感情としては、まさにあなたの言うとおりです。 ただ、もちろん結果も大事ですが、経緯も大事です。 例えばあなたが運転中、歩行者が飛び出してきたとし、その歩行者を轢き殺したとします。 その歩行者がもし、自殺志願者であなたが避けようがないタイミングで飛び出してきたらどうですか? 結果だけ見て、あなたは凶悪連続快楽殺人犯と同格に扱われることを望みますか? もちろん被害者の人権は尊重されるべきです。 先日、ニュースになった裁判はあまりに被害者人権が軽視されています。 しかし、加害者にも人権はあります。 人を殺めたら横並びに死刑というのは、あまりに人権を無視しています。 被害者感情を尊重するのも大事ですが、あまりに優先しすぎると極端な話「名誉毀損で死刑」なんてことになりかねません。 法がある以上、被害者感情も法の中でしか反映できません。 それが法治国家というものです。
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- ryuken_dec
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>飲酒運転も医療ミスも事故も故意も全て平等に罰するべき 医者のほとんどは死刑ですね。成功率10%の手術を失敗したら死刑です。 内科といえども処方が遅れたせいで1%の可能性で助かったかもしれない人が死亡したら死刑です。 正当防衛による抵抗でも相手を殺してしまえば、死刑ですね。 犯人を射殺した警察官もそうですね。 ホームから飛び込んできた人を引いた電車の運転手も死刑ですかね。 信号無視で飛び出してきた車にぶつかられてしまい、相手が志望してしまった車の運転手も死刑ですね。 日本が食糧を輸入することなどでアフリカで人が死亡していれば日本人のほとんどは死刑になるべき。 こういう主張でしょうか?
- tooma37
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>加害者の精神状態や年齢や社会的地位や経済力なんて被害者やその >身内からすれば関係ないと思うのです。 死刑の減刑の用件となるのは精神状態と年齢で、社会的地位や経済力は重要ではない(現実に重要だったとしてもそれは権力腐敗の問題であり人権や司法のあり方とは別問題です)です、混同をやめましょう。 その上で申し上げますが、日本を含むそして殆どの法治国家の司法は被害者やその身内の為だけに刑罰をおこなっているわけではありません、それは只のリンチの代行です。 >加害者の精神状態や年齢などを理由に減刑を強く主張する一部の人たちの >意見ばかりが採用され被害者の人権が軽視されるのはなぜですか いわゆる保守派はそのような言い分で長らく死刑を支持してきましたが、世界中で当たり前になって渋々被害者の心のケアに関する施策をのろのろと考え始めた彼らがそうゆう事を主張するのは笑止千万ですね。 日本は先進国では数少ない死刑実施国です、そういう文脈では被害者の人権を軽視しているとは到底いえません。
- oshiete-q
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現状についての評価・評論は避けますが… それは裁判制度が「被告人を裁く」という制度だからです。被害者やその遺族がどういった心理状態であっても、それと被告人が犯した犯罪自体とは関係ないからです。 つまり同じ犯罪を行ったものは同じように裁かれるべき、というのが根底にあります。被害者や遺族の感情を裁きに加味するとなれば、そういった事ができなくなるからです。 駐車違反・スピード違反・酒気帯び運転…こういった事が司法にまで持ち込まれることはまずありませんが、個々の事情などお構い無しですよね。これと一緒です。
- issaku
- ベストアンサー率47% (244/509)
法令に明記されているからです。(刑法第7章ほか) だから司法より先に立法に文句いいましょう。 まあ立法というのは議会、つまりは国民ひとりひとりの責ということですが。 また、日本の刑法はおおむねドイツ法を模倣しており、犯罪成立要件や軽減要件も同様です。 質問者さんのいう「先進国」がどこなのか知りませんが、少なくとも欧米の刑法では法理構成こそ異なれ同様の条項を備えています。 (中国とか北朝鮮とかには質問者さんの理想とする刑法がありそうですが、私はよく知りません) 体系的に知りたければ「刑の軽減」「責任主義」とか調べて勉強しましょう。 というか、せめて刑法くらいは読みましょう。 ちなみに、国際的に基準化された国際犯罪被害統計(ICVS_第4回)を基にしたある分析(龍谷大学浜井教授)では、日本は先進12カ国中で被害は最低ランクの一方で量刑意識(罰をどれくらい重くすべきかという考え方)ではアメリカについで2番目だそうです。 日本における実態無視で誇張された少年犯罪バッシング報道などが影響しいるとの意見もありますが、さてどうなんでしょうか。
- ken200707
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まず、質問者の主張している事柄は、“司法”の問題ではありません。“立法”の問題です。 “関係ないと思う”、“意見ばかりが採用”、“人権が軽視される(ことが事実であれば)”それは、単に国民(有権者)の多くが“そう考えている”からです。 真に“多数の国民の意思”に反しているのであれば、それを主張する“立候補者”が出てくるだろうし、“多くの国民”がその主張に賛成すれば、当選するでしょう。そうすれば、“法律”を改定するのは簡単です。高々、衆議院で350人程度の賛成者を集めればすむことです。 現在、“事故も故意も全て平等に罰する”ことができていないのは、単に“法律”でそう決めているだけです。 刑法第二百十条 (過失致死) 過失により人を死亡させた者は、五十万円以下の罰金に処する。 を 過失により人を死亡させたものは、第百九十九条(殺人)と同様とする と改定すればすむだけです。 “精神状態や年齢”についても、 第四十一条 (責任年齢) 十四歳に満たない者の行為は、罰しない。 を 誕生後の者の行為は、これを罰する。 と改定すればすむだけです(他の法律もあわせて改定すればよい)。 しかし、そうなっていないのは、単に“質問者の主張”が少数派であって、大多数の賛同が得られていないためです。 そして、それが不満であり、既に被選挙権をもっているのであれば、近日中に行われるであろう、衆議院議員選挙に立候補すれば問題ありませんし、まだ被選挙権を持っていなければ、それを得るまで待つか、誰かに同じ主張をしてもらって、選挙にでてくれるようお願いするべきでしょう。 “どうして先進国であるはずの日本がこんな状況にあるんですか” 単に、現在の日本人(の少なくとも有権者の大半)が、今の当該法令を変更する必要があるとは考えていないからです(それが、確固たる見識なのか、単に面倒くさいためなのかはわかりませんが)。
- nobby-frog
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まず最初に宣言しておきますが、自分も死刑はあってしかるべき、という 意見を持っていますし、先日の母子殺害事件で死刑判決が出たことが 喜ばしいことだと思っている人間です。 しかし、そのうえでも、ご意見に納得できない部分があります。 「ミスも故意も事故も」という部分です。それであれば、医者になりたいと 思う人はいなくなるでしょうし、運転手などは業務上過失致死の可能性がある以上、 割りに合わない仕事になってしまいます。 また、故意の殺人であっても、情状酌量の余地はあるべきだと思います。 たとえば、以下のような事件もあります。 http://www.news.janjan.jp/column/0607/0607080533/1.php
- Jiawoalo
- ベストアンサー率51% (27/52)
個人的な意見ですが…。 死刑が100、無罪が0としたら、どの位の刑罰を与えるのが妥当か その天秤を公平に判断するのが司法の場だと思います。 仮に加害者が殺人を犯した時に平常でいられなかったとしても 同様に被害者家族もその事実を受け止めれずに平常ではいられないはず。 どちらも冷静でない状況なのに、家族側だけの心情のみを適応させて 死刑にさせる判断が、本当に公平だと言えるでしょうか? それを第三者が両方加味して出した結論が80や90といった数字になるのは 自分は妥当な刑罰になるのだと思います。 勿論、それが妥当でないと思った場合は控訴されるのでしょうが 少なくとも司法の判断に被害者の人権が入っていない事はないと思いますよ。 >どうして先進国であるはずの日本がこんな状況にあるんですか 先進国かどうかは関係がないと思いますね。 遠山の金さんのような悪人を反省させて更生させるのを良しとする 気運が日本という国のなかにあり、それが結果的に被害者軽視といった 印象に繋がっている部分は否定できないと思います。 それに全ての先進国が、過失の過多を認めずに「殺したら即死刑」みたいな 「目には目を」といった時代を逆行した判断をする世界の方が 私には恐ろしい事に思えるのですが・・・。
- ciliegio05
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根本的な答えではないとは思いますが、 私たちが今、普通に過ごしていて「死刑にすればいいのに」 という思いを、いざ「死刑」という判決を起こすということは とても大変なんだと思いますよ。 確かに反対派のかたがたの声も大きいとは思いますが、 誰もが平気で「人を殺せる」人間ではないということです。 死刑という判決から、裁判官自体が逃げたい、っていうのもあるんじゃないでしょうか。 良く分かりませんが。 日本人は義理とか人情が大きいですからね、仕方ないんじゃないですか。