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極性カラムの溶出順と質量について
HPLCについて勉強をしています。 カラムから極性順に溶出してくるサンプルの場合、質量数が入れ替わって (時には質量数が大きいものと小さいものが逆の順番で)出てくるとは ありえるのでしょうか? (極性順、と考えると、ありえるような気がするのですが、経験がないもので…) よろしくお願いいたします。
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noname#160321
回答No.1
>カラムから極性順に溶出してくるサンプル…。 順相(極性カラム、シリカゲルやアルミナ)と逆相カラム(シリカ上を無極性化C18修飾したものが最も有名)では流す液相、サンプルの溶出順が逆になります。しかし基本は同じです。 順相でお話ししましょう、順相のカラムでn-ヘキサン、酢酸エチルの混合比を変えて、次第に酢酸エチルの比率を上げ、無極性のものから順に流し出すのが基本です。(私自身はジクロロメタンやエチルエーテル、アセトンなども使います) この場合異なった性質の物質群では分子量は余り関係ありません。 一方類似物質の場合、例えば脂肪酸メチルエステルを例にとれば、炭素鎖が長いほど極性は下がります。一番短いのはギ酸メチル、次が酢酸メチル、プロピオン酸メチル、酪酸メチル、…と長くなり、C18ではステアリン酸メチルとなるとほとんど無極性になります。 これらの脂肪酸エステルを順相で分ければCの多いほど早く出ることになります。
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noname#160321
回答No.2
>ステアリン酸メチル(溶出早い、分子量大きい)→蟻酸メチル(溶出遅い、分子量小さい) それで良いと思います。
質問者
お礼
ありがとうございました。理解できました。
お礼
↑申し訳ありません、コメントする場所を間違えてしまいました。
補足
早速のご回答ありがとうございました。 一般的には溶出順と分子量はあまり関係がなく、脂肪酸メチルエステルなどの類似物質が存在する場合は、炭素鎖の数量(=分子量の大きさ)と溶出順に関係が出てくるという理解で良いのでしょうか? ステアリン酸メチル(溶出早い、分子量大きい)→蟻酸メチル(溶出遅い、分子量小さい)