FX通貨ペアの数値間の「裁定」の現実?
FX取引のまだまだ初心者の部類に入る一般人ですが、最も基本的な質問をさせてください。
教科書では、各通貨ペアの数値間には一例として、次のような関係式が成り立っていると説かれます。
[EUR/JPY]=[EUR/USD]X[USD/JPY]
検証すると、これらの理論式は確かにほぼ成り立っていますが同時に常に乖離が存在していることも事実です。教科書ではこの乖離は、インターバンク市場に於いて「裁定(アービトラージ)」の働きで常に修正されて、理論式の正当性が担保されているとも説かれます。確かに尤もな話ですし疑う理由はありませんが、教科書ではこれ以上の具体的な説明はありません。
インターバンク市場に於いてこの裁定取引を行なっているのは誰でどのように行なっているのでしょうか? 特定の裁定取引の専門的なファンドなのでしょうか? それとも、インターバンク市場に参加している銀行が夫々に独自に最大利益を目的として裁定取引しているのでしょうか? 後者なら定めし銀行群の集合的裁定機能とでも呼ぶべきものでしょう。
いづれにせよ、裁定を起動させるロジックはいかなるものでしょうか?乖離が常に存在する以上、閾値とでも言うべきものが存在するはずです。
また、乖離を修正するロジックはいかなるものでしょうか? 上記の一例で言えば、数値をいじるのは、[EUR/JPY],[EUR/USD],[USD/JPY]のいづれでしょうか?
以上、皆様のお知恵をいただければ幸いです。
お礼
ありがとうございました。勉強になりました。