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法政大学心理学科

新年度から高校二年になる息子の相談です。 進路は、法政大学心理学科にしたいといっています。 成績がまだ、合格できるだけのものかわからず、本人も迷っている感じもあります。 ただ、呆然と心理学科というのも考えているだけのようで。 具体的に、法政大学の心理利学科に通うと・・・どのような勉強をしどのような職につくことが可能なのでしょうか? 親の私も判らないことだらけで、どなたか助言していただけたらよろしくおねがいまます。

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  • Diogenesis
  • ベストアンサー率49% (859/1722)
回答No.1

このような質問には関係者からの情報提供が役に立つのですが, まだないようですので部外者の私が知る限りの範囲で書きます。 >法政大学の心理利学科に通うと・・・どのような勉強をしどのような職につくことが可能なのでしょうか? これについては 法政大学の心理学研究室が開設しているHPを参照なさってください。 ■法政心理ネット  http://psy.i.hosei.ac.jp/ カリキュラムを見ると, 認知と発達という2つの観点を柱とする本格的な心理学の教育環境が整えられているようです。 私の畏敬する「逆さめがね」の先生をはじめとして, 教員には「身体」と「運動」を重視する研究者が多いことが特徴かもしれません。 これは現代心理学の動向を反映しているとも言えるでしょう。 反面,世間的に関心の高い臨床心理に関しては手薄であることも事実です。 しかしながら 本格的な臨床教育は大学院で行なうものであって, 学部では心理学の基礎的な知識と方法論をしっかり身につけておくべきというのが 研究者や実務家に共通した認識になっていると思います。 臨床だとか福祉だとかいった冠つきの新設心理学科にありがちな 学部生のうちから中途半端な臨床実習をさせるようなカリキュラムに比べれば, 法政の心理学科は正統派だと思います。 ここでしっかり学んで卒業すれば 臨床心理系大学院への進学や心理職の公務員試験突破も可能でしょう。 現実には一般企業への就職が大半のようですが。 じつは法政の心理学教室の歴史は結構古く, 教育科学運動の父,城戸幡太郎(きど まんたろう)によってその礎が築かれた名門だったのです。 しかし,戦後は長らくニ部の教育学科の片隅に追いやられて, 研究者の養成もできないままかろうじて伝統の命脈を保ってきました。 そして2003年,新たに文学部心理学科という形で再出発したわけです。 そんなわけで心理学の業界における人材の厚みや人脈という点では 明治よりはマシだけど立教や日大に比べると不利というのが実情です。 まぁ人脈なんていうのはちっぽけなファクターに過ぎませんが, 多くの先輩が同じ分野で活躍しているというのはそれだけで心強いですし, 何かと有利に働くことがあるのは事実でしょう。 参考までに 法政大学の紀要に掲載された日本の心理学史に関する一文を紹介しておきます。 著者は「逆さめがね」の先生です。 ■歴史なき心理学科で歴史を想う ―城戸幡太郎と矢田部達郎―  吉村浩一  法政大学文学部紀要 第49号(2003年度)  http://www.hosei.ac.jp/museum/kiyou/kiyo49/yoko/yoshimura.pdf 最後になりましたが, 新高校2年生ならまだ志望校を絞り込むには早いような気がします。 法政以外にも良い大学はたくさんありますので, たくさんの情報を集めてじっくり検討なさってください。 「心理学」と「大学」,あるいは「心理学」と「就職」のキーワードで検索すると このサイトだけでも相当数のQ&Aがヒットするはずです。 

kyhrk
質問者

お礼

Diogenesisさま 大変ご丁寧な回答ありがとうございます。 部外者とおっしゃられても、読む限りかなり詳しく回答してくださって・・・大変ありがたく思います。 いろいろ参考にさせていただきたいと思います。 まだ、大学を絞るのも早い・・・・そういうものなのですかね。 わからないことだらけで、なにもかも早めにいろいろ決めたほうがいいのかと思いがちでしたが。 Diogenesisの回答を参考にさせていただいて、息子といろいろ考えていきたいと思います。

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