私も教育学部を卒業し、potomato_76さんと同様に教員に魅力を感じなくなってしまい、教員にはならずに、今は興味のある分野の研究のために大学院に通っています。
私自身就職活動の経験はないのですが、人に「教育学部出身」というと「じゃあ先生になるの?」とか「どうして教員にならないの?」という質問をされることが多々あります。
私の場合は教育実習のときに「わからない」と感じている子にはきちんとわかるまで説明したいと思っていました。それはクラスのみんながわかっているのに、自分だけわからないと感じて切なくなるような子どもをできるだけ出したくなかったということと、理解することで様々なことに興味を抱くきっかけにもなると感じていたからでした。しかし、実際にはクラスには何十人もの子どもがいます。一対何十人では、私がみんなにちゃんと説明したいと思っても、理解してしまった子には「先生~、早く次に行こうよ~」などと言われてしまいます。授業には時間も区切られています。その中で、担任の教師は「進めるべきところまで進めること、その時わからなかった子はしょうがない」と言われてしまいました。この言葉を聞いて、私自身、「やりたかったことはこれではないんだ」と思いました。
教師を断念したきっかけは、私にはこれが決定的でした。今現在の学校の現状を非難しようとは思っていませんが、私のなりたかった教師には、今の学校という枠では、やりたいことは半分もできないと感じたのです。
教員にならなかったことに対して、「ただ興味がなくなったから」という理由ではいかがなものかと思いますが、では「どうして興味がなくなってしまったのか」ということをきちんと言えることが大切なのではないかと思います。
potomato_76さん自身が、どうして興味がなくなってしまったのか、その原因を探ることが大切だと思いますよ。