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教育学部理科教員養成課程についての質問
- 教育学部の理科教員養成課程出身の方に質問です。私は病気のため大学の授業にほぼ出れず、中学、高校の教員になりたいという夢を持っています。
- この私立大学では教員免許(理科)を取得することができ、再受験せずに教員採用試験に挑戦できます。しかし、物理の学習内容が不十分と感じています。
- 教育学部の教員養成課程で開講されている物理学や地学の授業を受けることで、実際の教員としての力をつけることができるのでしょうか?また、教育学部の勉強で、教員になることに対しての準備や知識を得ることができたと思っていますか?
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教員養成学部の卒業生ではなく、かなり昔に大学を卒業したので現在でも有効かどうか分かりませんが、中学と高校の理科の教員免許を取得しました。 どのような分野であれ、大学の授業で学ぶのは、その分野の大学レベルの基礎的な事項に限られるはずです。自分の学ぶ分野を究めようとすれば、自学自習にならざるを得ず、自学自習の前提となる基礎的な部分を授業で学んだり、自学自習で生じた疑問について質問するために大学の講義やゼミは存在すると思います。 中学や高校の理科の教師をするということであれば、中学や高校の教科書を十分に理解でき、その内容を他人に伝えることができれば大丈夫ではないでしょうか。その意味で、中学や高校時代に理科がよくできたということであれば、あまり心配する必要はないと思います。私の知る限り、教員採用試験というのは、大学レベルの知識を問うのではなく、中学や高校レベルの内容を十分に理解しているのかを問われているようです。 しかし、(1)教えるには教える内容を理解するだけでは足りず納得できるレベルに達している必要があり、そのためには大学レベルの理科が理解できるのが望ましいこと、(2)議論の厳密さより分かりやすさを重視するため中学・高校レベルの理科の授業内容にラフな部分があること、(3)理科の教授内容は先端的な研究内容を反映して変化し続けていることから、大学でどのようなことを学んだとしても、中学・高校の教員を続けていく限り学び続ける必要があります。 「教えることは学ぶこと」であり、この学びは自学自習(独学)ということになり、大学で講義を受けるにせよ、基本的には独学で対応でき、また、独学にならざるを得ないものと思います。ただ、大学に進学する意味は、独学で分からない部分を質問できる機会があるということではないでしょうか(文字で読んでもよく分からないことでも、口で説明してもらえば、なんでもないということも多々あります)。
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訂正。 中学校の進学塾 → 中学生を対象とした高校進学塾 (正)
ぼくは,理学部・理学系大学院で高校「理科」教員免許をとりましたが,教壇に立つのは大学であり,かつ文系教員としてです。だから,あまり有効な回答ではありません。 たしかに,教育学部の授業は,いくぶん「薄味」です。とはいえ,理学部出身でも,自分の専門分野以外は「薄味」でしか理解していないでしょう。免許取得に必要なぶんを「かじった」だけといえます。それでも<自然科学の基本>は理解しており,中学校の進学塾のアルバイト講師として,「理科」全般を教えることはできましたが。 自然科学の基本とは,事物のみかた,事実のつきとめかた,数理的な思考法,精密で信頼がおける実験法,豊かな想像力などです。あとは生徒を越える大学レベルの知識です。たとえば,高校では量子力学や鉱物結晶学は教えませんが,教師は「そういうものがある」ことは知っておくべきです。大学で教わらないからとぼやいていてはだめであり,他学部履修するか,自分で勉強すればいいです。教科書や読み物はいくらでもあります。 また,卒論を一所懸命にやることで,「自分の専門分野1つはきちんと修めた」といえるほうがいいです。それは文字通り自分の一所(軸足)になり,自信につながります。
お礼
ありがとうございます。答えてくださった回答を含めて、じぶんがどうしたいかもういちど考えます。
お礼
大変考えさせられました。ありがとうございます。