送りバントは意味が無い!?
送りバントは意味が無い!?
この前、フルタの方程式という番組を見て驚愕しました。
ノーアウト1塁で1点がどうしても欲しいという状況。
この場合、よっぽどホームランバッターでもない限りは送りバントするのが定石ですよね。
ところが、この場合に1点以上が入る確率は、
送りバントをした場合が約36%
送りバントをしなかった場合が約40%
(2009年セパ全試合での統計)
「1点だけでいい」という条件であっても送りバントをしないほうが有利という結果でした。
当然、2点3点取る確率も送りバントしないほうが高いでしょうから、
送りバントにはほとんどメリットが無く、むしろチャンスを潰しているということになります。
(もちろん9番バッターなど打率が極端に低いバッターの送りバントなら別です)
番組内ではプロ選手5人が議論していましたが、
古田さんだけはデータを見る前から「してもしなくても変わらないと思う」と言っていました。
実際、監督時代にも2番バッターに送りバントはさせていなかったそうです。
長年、野球界の戦術として常識化されていた
「1点取るなら送りバントが絶対有利」
というのはただの思い込みだったのでしょうか?
2塁にいれば1ヒットで点が入るから圧倒的に有利な気がするのは当然ですが、
数十年もの間、野球界の大半が気付かずにいたというのは相当なことですよね。
送りバント戦術が絶対的となる出来事でも何か過去にあったんでしょうか?