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世界史の勉強方法

こんにちは、いつもお世話になっています。 高校2年生の女です。 私は高2から世界史Bを学校で週に4時間勉強してます。 高3でも世界史Bの授業は週に4時間あり受験にも必要です。 しかし私は世界史が苦手です。 先生の授業も本をボソボソと読むだけで1日に3ページくらい進みます。 生徒の反応はあまり気にせずに一人で授業を進めているといった雰囲気です。悪いけどまともな授業にはなってないと思うし、学年の先生方もそのことは黙認しています。 だから理解している生徒も少なくて、全国の模試での学校平均点は非常に低いです。 でも、1年後には全国の学生と競わなければなりません。 私の成績は今のままでは論外です。 学校の授業には期待しません。でも成績は上げないといけないので家庭での学習に励もうと思っています。 そこで、オススメの世界史の勉強方法を教えていただきたいのです。 是非教えてください。 それとも、やはり世界史は授業があってこそ理解できるものなのでしょうか?家庭学習では十分に習得できないでしょうか? そうであるなら塾に通うことも考えます。

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  • harepanda
  • ベストアンサー率30% (760/2474)
回答No.3

本来、世界史は単純暗記の学問ではなく、物事の流れや社会現象を大きく概念的に理解し、その上に個別事象の知識をのせて、世の中の動向を有機的に理解するという高度な学問です。まずは、社会科は暗記科目であるという意識を捨てましょう。志望する大学の出題傾向や文理選択にもよりますが、社会は暗記物だという態度を変えない限り、少なくとも国立大学上位校の文科系学部には、全く対応できないはずです。例えば、社会科学の専門大学である一橋の世界史の出題はこんなノリです。「ブルガリアにおける▲▲の成立から、●●国における■■の成立までの過程を、東方正教会の影響という観点を交えて書け。400字以内」。この手の問題を複数、ゴロゴロだすのが一橋で、この傾向は他の国立上位校でも、同じようなものです。この出題には、世界史の流れの概念的把握だけでなく、限られた時間内で出題者の意図を把握しスマートに文章化していく現代文能力がないと、全く歯がたちません。 貴女が理科系の人なら、ここまでの学力は不要でしょう。しかし、国立上位校志望で文科系であれば、日本文学専攻でもない限り、ハイレベルな世界史能力が欲しいところです。 とりあえずお奨めするのが、日本文芸社の「歴史新聞」で、日本史版と世界史版があります。時代ごとの各種の出来事を新聞形式で面白おかしく書き連ねた本であり、世界史版の場合、同時期に別の場所で何が起こっていたのか分かり易いという美点があります。また、世界史版であっても日本の事情も載っているのでとっつき易く、人を食ったくだらないジョーク記事も見もののひとつです。徳川綱吉が使っていた犬型湯たんぽの写真や、平賀源内のエレキテル発明を「こいつはシビレルぜ」と紹介していたりします。 教師の授業が下手だからと言って、諦めるのは早いと思います。教科書を読んでいて、なぜそんな事象が発生したのか理解できない場所が出てきたら、教師を追い掛け回して「なんでこ~なるの?」と質問しまくれば良いのです。教師までもが「つべこべ言わず覚えろ。社会は暗記科目だ」と言い出したら、その教師はとことん無能ですので、もはや無視するしかありません。 世界史を家庭学習で習得することは原理的には可能ですが、レベルの低い状態から1年で他の受験生と同じレベルに達するには、塾のサポートがあったほうが良いと思います。自習の方法としては、一番良いのは、興味のある時代や地域についての新書を、知的好奇心のおもむくままに読みあさることです。学問は単純暗記だと思うと苦痛ですが、自分の興味分野を読んでいる時は、非常に楽しいものです。学校や塾の授業にプラスし、夏休みくらいまではケータイやPSPで遊ぶ時間をけずって新書の読みまくり作戦を実行、世界史について、何となく「社会は暗記科目ではない」ということが理解できるようになった段階で新書のあさり読みはいったんストップをかけ、そこから受験対策としての勉強を始めれば良いでしょう。その先の文科系学問の奥深さは、大学でいくらでも学べますから。 貴女が大学でも世界史や古典文学に関連のあるテーマを勉強したいと考えているなら、文化史は暗記という態度も捨ててください。ただ、もう時間がありませんので、ある程度の暗記に頼らざるを得ないというのが現実だと思います。語呂合わせや単純暗記も一概には否定できない時期に来てしまっています。しかしです。文学とか美術とかいうものは、特定の時代の社会状況や当時の人々の思考様式から生まれてくるものであり、どの時代にどんな作品が生まれるかは、完全に歴史の法則の範疇に含まれているのです。昨今は流行らない哲学者ですが、マルクスの場合はこれを、「意識が存在を規定するのではなく、存在が意識を規定するのだ」という言い方をします。つまり、人間の思考様式は生れ落ちた時代や階級に規定されてしまうものだ、という意味です。また、歴史学者のカーという人は、「歴史とは現在と過去の対話である」としています。要は、過去の事象は単なる事実ではなく、現代人の目を通して理解されるものであり、現代人の発想の枠を超えた次元での歴史認識は、現在と過去の対話という図式を通してしか、可能とならないのです。 具体的にいくつか例を述べますが、自然主義文学は、旧来の甘ったるいだけの宮廷恋愛小説や、原始的な民話や英雄物語を超えた次元で、近代人による自我の目覚めや、現実社会への批判が可能となるまで登場することができなかった文化です。絵画や音楽で見られる古典派(および新古典派)とロマン主義の競争という事態は、美術のセオリーに忠実であろうとする古典派と、美術のセオリーを打ち破って人の心に強く訴えかける作品を作ろうとするロマン派の争いという現象が、ルネサンスのはるか後のフランス革命期になって開花したものです。シュールレアリズムやドイツ表現主義は、これまで無視されてきた民族的なもの、人間精神の根源的なものにスポットをあてるものであり、これはフロイト心理学との関連がなければ台頭することもなかったはずのものです。フロイト心理学自体はどのようなものかというと、当時のウィーン上流階級の偽善的な生活や性倫理への批判精神を持った理論であり、これもまた、その時代のウィーンでしか生まれることが出来なかったものと言うことができます。ロシア文学の奥深さは著名ですが、これにしてもロシアという国が英仏と比べて遅れて発展してきた国であり、インテリ層と一般人の意識がかけ離れすぎていたという事情を理解しないと、たとえばゴーゴリ「死せる魂」の民族論は、読んでも全く意味不明です。キリストの「神の物は神へ、カエサル(皇帝)のものはカエサルに返せばよい」という発言は別に宗教的なものではなく、当時のユダヤ人国家がローマ帝国の属州であったことに反発する過激派が存在したことに対して、「ローマによる寛大な支配がそんなに不満か。税金くらい払えよ」という程度の意味しか無いものであるということは、ローマ帝国をはじめとする地中海史全体の概念把握が出来ていないと、気がつきもしないような単純な事実です。 勉強は本来は楽しいものです。それを苦痛に変えてしまうのが、単純暗記という最も愚劣な学習方式なのです。大学受験が終わったら、単純暗記はちゃっちゃと捨てましょう。あとは自分の興味分野を、どうやって磨いていくかという楽しい勉強の世界が待っています。

その他の回答 (4)

  • korczak
  • ベストアンサー率42% (36/85)
回答No.5

ちゃんとした回答でなくてすいません。 同じ様な質問は今までたくさん出されていて、前を探すと多種多様な意見や解決策が見られます。量が膨大なので大変ですが、是非調べてみてください。私も何回か書き込んだ記憶がありますので。

  • yuu111
  • ベストアンサー率20% (234/1134)
回答No.4

こんにちは 幸い、世界史は教科書が使えますから、自習はそれほど困難ではありません。 まっとうに、章ごとに教科書をよく読んで一問一答などで覚えているか確認、章ごとに切ってある問題集で知識を使える形に整理する、というのがよろしいかと思います。 簡単ではありませんが、見開き2ページを自分の言葉で要約するなどといったことをやっていけば、かなりのレベルに到達できるのではないかと思います。 がんばってください

  • dears013
  • ベストアンサー率70% (7/10)
回答No.2

早稲田大学法学部に世界史で入学した者です。 私は受験生のときには、全く学校の授業は聞かないで、その時間は黙々と問題集を解いていました。 世界史に関しても同様です。 そして具体的な勉強方としてはまず、教科書や流れを理解する『実況中継』のような参考書を読んで大体の流れを理解します。 その後、Z会の『実力をつける世界史100題』のような問題集を2,3冊解いて用語など試験できかれるところを覚えていきます。 教科書系の本を1周読んだら、ひたすら問題集を使って覚えていないところを覚えていきます。私はZ会の100題と代々木のテーマ史を扱った参考書を使っていました。 文化史に関しては、暗記しかないので12月くらいから文化史の参考書を買ってひたすら覚えました。 試験直前になったら、志望校の過去問をひたすら解きます。 この勉強法で、私は常に世界史の偏差値は70を下回ることはありませんでした。 他の人の勉強法と違うと思うのは問題集を1冊完璧にするのではなく、何冊も買い込んで解いていくことでしょうか。同じ参考書を何度も解いていると飽きるので、私はそうしていました。 あと、志望校にもよると思いますが、年号は大切です。 直接年号を聞かれる問題に答えられることはもちろん、ヨーロッパ、中国、インドで起こった出来事の発生年の並び替えにも対応できるようにするためです。 ちなみに私は旺文社のゴロを使った参考書を使っていました。 私の世界史の勉強法はこのくらいです。 最後に、世界史はどうしても暗記が必要な面もあり、忘れてしまうので、この時期は英語や数学に時間をかけ、2学期になる辺りから重点的に勉強し始めるべきだと思います。 それでは1年間頑張ってください。 頑張った分に見合うくらい、大学生活は楽しいですよ。

  • hana_Z
  • ベストアンサー率17% (28/157)
回答No.1

授業じゃダメかも。 理由は、多分、教科書の1ページから順番にやってくでしょ。 それだとなかなか覚えられないです。 で、自分で勉強するときのポイントですが、 時系列で繋がりとして記憶することが大切。 世界史の流れは大きく分けて3つ。 ヨーロッパ史 中国史 その他地域 こんな感じじゃないでしょうか。 自分は中国史が好きだったので、 中国史を重点的に覚えて、時系列を完璧にして、 そこにヨーロッパ史やその他地域をミックスしていきました。 まぁ、この方法でセンター9割は取れます。 参考までに。

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