- 締切済み
エレキギターのアースのとりかたについて
ギターのノイズ対策としてキャビティに導電性塗料を塗布しているものをよく見かけますが、 その部分にアースを落とす一般的な方法が分かりません。 スプリング付近に接続されているアースだけ落としても効果が薄そうですし、 かといって、やたらに各部からアースを引いて繋ぎまくるのはマズいですよね? どこのアースのどの部分を何箇所接続するのが一般的なんでしょうか。 この手法をやっている方の誰もが「導電性塗料のところにアースを落とします」 の一言で片付けてしまっているので、ちょっと気になっています。 「あのメーカーはこうやってた」や「これだけはやっちゃダメ!」などなど、 効果的な配線方法があったら教えていただけませんか?
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
みんなの回答
- kenta58e2
- ベストアンサー率74% (2483/3311)
接続方法等については、既に良回答が出ているところですが… >やはり最終的には試行錯誤になってしまうんですね。 部品も配線も全く同じの同一モデルでも、希には最適なアースポイントが違うこともありますので、試行錯誤は必要な場合が多いですね。 経験的には、すべてのアースを「出力ジャックのアース端子」か「ピックアップのアース線を最初に接続してあるポイント」に集中すると良い結果が出ることが多いので、私はまずこのどちらかを試すようにしていますが、どうもうまくいかないこともしばしばあります。 >アースの設置箇所は多すぎても逆効果の場合がある、ということですが、 「ある部品にアース線を追加する」ということ自体が、ノイズの元になるというケースもあります。 「アース電位になるべき場所同士をすべて一カ所に集中して配線する」のが理屈上の基本なんですが、反面ギターやベースでは「配線の線材が多いほど、線材がノイズのアンテナの様に振る舞いやすい」ということもあります。最低限の線材で、すべてのアースがきれいに接続できるのがベストなんですが、何せサーキット部がごちゃごちゃしていますから、なかなか難しい時もありますね。 >余談ですが、最近導電性塗料と100円ショップのアルミテープをテスターで測ってみたら後者のほうが通電性が良くて悲しくなりました……。 言っちゃ何ですが、それは当たり前です(^^ゞ だってアルミ箔は純金属ですもん(^^ゞ ただ、通電性の大小とノイズ耐性というかシールド効果とは、必ずしも比例関係にはありません。一般的には電気抵抗の少ない方がシールド効果が高いように思われがちですが、絶対にそうだというわけでもないんです。 考えてみればキャビティにアルミ箔貼る方が安くつきそうな物なのに、メーカーがわざわざ導電性塗料を塗っているということにも、それなりの理由はありますし、ことギターやベースの(めちゃハイインピーダンスな)サーキットに限っては、導電性塗料の電気抵抗値でもシールドには十分なんです。 なので、わざわざキャビティにアルミテープを貼って、もしそれでノイズが減ったとしても、それは100%アルミテープの手柄とは言えません。そのアルミテープ貼りの行程の中で、別の要因もあっての結果です。 …なんて言ってる私も、実はキャビティにアルミ貼ってたりします(^^ゞ いわゆる「プラシーボ効果」なのは、理屈ではわかってるんですけど、結局やっちゃっているところが自分でも小市民だと思います(^^ゞ ただ、キャビティにアルミ箔等を貼ると、逆にちょっとしたことで回路がショートする危険性が増すのも事実ですので(まぁ音が出なくなるだけで火を噴いたりはしませんけど)、そのリスクはわかっておく必要はありますね。
- k_b_pa_mus
- ベストアンサー率53% (102/189)
導電性塗料は、ジャック・ポッド・セレクターSWなどアースをとってある部品の取り付けネジなどで電位がつながります。 裏蓋は、適当なアース電位の薄い金属板(配線用コードを剥いた物で可)を取り付けネジなどで挟み込みます。 今までに何本もE.Gt・E.Baのノイズ対策をしましたが、試行錯誤の連続で、アースを取りすぎもノイズが増えることもあり、この方法が良いと言い切れません。 ミノムシクリップを何本もつなぎ変えて、ノイズの減る場所を探し、最終的に半田付けして完成させてきました。 導電性塗料の厚塗りより、台所の水廻りに使う、アルミの厚手テープの方が効果は、あるようです。
導電性塗料にアース線をボンディングするには、ドータイトなどの導電性樹脂を用いるのが一般的(楽器の場合は不明ですが)だと思います。 http://www.fkkasei.co.jp/business/product/dotite/index.html
- TAC-TAB
- ベストアンサー率76% (1921/2526)
>ギターのノイズ対策としてキャビティに導電性塗料を塗布しているものをよく見かけますが、その部分にアースを落とす一般的な方法が分かりません。 導電性塗料を塗ってあってもそこにアースされていなければ意味がないので、メーカー製の楽器で導電性塗料が塗ってあるものは、必ずアースされているはずです。改めてユーザーが手を加える必要はないと思います。 確認するのであれば、キャビティに木ネジで「ラグ」が付けられており、そこからアース線が出ているはずです。そのアース線をたどれば一端がどこにつけられているかは一目瞭然で判るはずです。 自分でノイズ対策を施すのであれば、 ストラトタイプならこのサイトが参考になります。 ピックガードの裏にも処理が必要です。 注意点は、はんだ作業で、コンデンサーを熱すると没になります。必ずヒートクリップを使います。 また、露出した配電部分がキャビティに触れないようにしなければなりません。組み上げて音が出ない場合は、裸線がキャビティやピックガード裏に触れている場合が多い。 http://blogs.yahoo.co.jp/srvkwschar/folder/645725.html レスポールタイプならこのサイトが参考になります。 http://homepage3.nifty.com/35guitar/lespaul/lp-10.html ライブでの現場対策として、ギターからノイズが発生する場合は、シールドケーブルのプラグ部分から外部にアースを取ります。アース線をシールドケーブルに添わせてグランドアースにつなぎます。グランドにアースする代わりに奏者にアースする場合もあります。
補足
私の書きかたが悪かったんでしょうか…… 全く質問意図と異なる受け取られ方をされてしまったようです。 問題としているのはアースの設置する部分の配置です。 例えば、上のURLのストラトキャスタータイプでは、 PUやコントロールのキャビティからジャックのキャビティの導電塗料部分にまで アースがラグを経由して点々と設置されていますよね。 このアースの配置や配線にはオーソドックスな経路とかがあるのかな? と思って質問させていただいたのです。
補足
回答ありがとうございます! やはり最終的には試行錯誤になってしまうんですね。 確かに、ギターやベースのように機能がまちまちなものだと一概には言えないものですよね…… 電気的にこうするのが通例、というのがあると指標になり易かったのですが。 アースの設置箇所は多すぎても逆効果の場合がある、ということですが、 構造的に考えるとちょっと不思議ですね。 電気の流れが滞ったり(?)ということがあるんでしょうか。 楽器は配線の良し悪しが感覚的なだけに難しいですね。 余談ですが、最近導電性塗料と100円ショップのアルミテープをテスターで測ってみたら 後者のほうが通電性が良くて悲しくなりました……。