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絶縁油や水の蒸発について
水が蒸発するのに関係があるのは,水の気化熱なのでしょうか? というのも,水たまりの水が太陽エネルギーを受けて蒸発するメカニズムがどうなのか,というのが分かりません。 (あくまで,常温の状態で) 実際に知りたいのは,絶縁油が常温で蒸発するのか ということです。絶縁油の気化熱自体は,ある人に聴いた ところ,水の1/10であり,水より10倍蒸発しやすい のかもしれないと考えているのですが,実験結果が あるわけでなく,答えがでません。 どなたか,この辺の分野に詳しい方がいらっしゃれば ご返答お願いします。
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- tanigawa9
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気化というのは相が変化する一現象です。相が変化するにはエネルギーの移動が起こります。例えば液体が気体になるのに必要な熱量を気化熱と呼び、その反対の相の移動が起こるときに、気化熱は放出されるのです。気化というのは熱エネルギーが分子の運動量を大きし、分子間力の制約を破ってしまうために起こった現象だと#2の方が述べていますがそのとおりです。エネルギーの移動が緩やかに起こるか、激しく起こるかの違いだけで、基本的には常温だろうが、氷点下だろうが同じことといえます。ただしこの気化熱というのは、気圧が変化すると当然変化します。気圧は鍋にかぶせられた蓋のようなものです。(例えば真空中での水の蒸発は熱を加えなくても瞬間的に起こる。) 絶縁油とは何を指すのかよくわからないのですが、油の場合は分子量が大きくなると蒸発しにくくなると思います。原油を目的別に分解することを分留といいますが、まさしくこの、気化熱の差を利用したものです。1/10というのはあまりに漠然としていて何を指すのか判然としませんが、水より蒸発しやすいものも蒸発しにくいものもいろいろあるのではないでしょうか。
- unyo
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水の分子が、分子間力より大きな運動エネルギーを持って大気に飛び出すことができた時に、その水分子は蒸発したと言えるでしょう。水分子もたくさんあって、お互いぶつかり合っているので、運動エネルギーが大きい(速い)のもあれば運動エネルギーが小さい(遅い)のもある。温度は、たくさんの分子での平均値でして、常温でも、一部の速い分子は、飛び出します。ですから、常温でも蒸発は起こるのです。 気化熱は、確か沸点の温度に達した液体が、気体に成るために必要な熱だったと思います。ですから、沸点に達した絶縁油は、沸点に達した水より10倍蒸発しやすいと言った方が良いでしょう。 ただし、絶縁油の沸点は水より高いので、同じ温度の絶縁油と水では、水の方が何倍も沸騰しやすいでしょう。
絶縁油は以下の参考URLサイトのPCBで良いのでしょうか? PCBでも特定の化合物でしょうか? 細くお願いします。
お礼
大変分かりやすかったです。本当にありがとうございます。