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飛行機やバス
飛行機やバスを利用していた思うことがあります。 素人目線なんですが、衝突事故や強力な衝撃が掛かった時に乗員の身体に対する影響を考えると、2点式より3点式ベルトの方が効果が高いように思うのですが何故いまだに2点式なんですか?
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- Bayonets
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適切に装着されている前提では、2点式より3点式ベルトが衝撃を分散する分効果が高いです。 乗用車の3点式ベルトのアンカー(取り付け点)は大抵の場合2点以上がボディに繋がっています。 航空機やバスの場合は全て座席にアンカーがあります。 3点式にして全て座席から生やすと、こんどは座席と強度を飛躍的に増加させる必要がありますし、追随して座席と、それを固定する床面の強度も増さなければなりません。 重量とコストが増加するのは勿論のこと、非常時に前屈姿勢がとれなくなりますので、前の座席の背面にエアバックの装備も必要になります。 もうひとつ航空機の場合は、事故の際の衝撃は車とは比べ物になりません…ジャンボ機が山中に墜落した事故の遺体についての書籍がありますが(墜落遺体)、想像を絶する遺体状況です。 これらはシートベルト云々の次元のお話しではありません。 現在の航空機についているシートベルトの主目的は、飛行中の乱気流によって乗客が座席から投げ出されるのを防ぐためでしょう。 また、離着陸時の衝撃で機内事故を防ぐ為のものですね。 乗務員は、より拘束性の良い4点式が採用されています。 高速バスのシートベルトは予測される衝撃からいって3点式.4点式が必要と思います…現状の2点式は心もとない限りですし、中間の座席でベルト装着していても他の乗客が装着が任意ですので…事故の際に飛んでくる他の乗客が凶器に変わります。 今のところ高速バスのベルトは事故の際の衝撃吸収よりも、衝撃により車外への飛び出し防止のためでしょうかね。 私は今の高速バスの事故対策に不安がありますので、高速バスは他に代替手段がない限り利用しません。 高速艇(ジェットフォイルやスーパージェット)では、バスと同じ理由で 最後列の壁を背にした座席にベルトを装着して座るようにしています。 船は追突事故は稀で…鯨や他の船との衝突は前面からが多いからです。 鉄道や新幹線は走行中急激な衝突があれば結末が有る程度見えていますので…後部車両に乗って前の車両が衝撃吸収してくれるのを祈ってます。 爆弾テロなら逃れるすべはありませんね。
- phj
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両方ともコストの面と技術的な面で、2点式を採用しています。 飛行機について 民間の旅客機のシートは、レールの上に固定されている状態で、簡単に取り外しができます。 2点式ならば、シート上に固定する金具があれば固定できますが、3点式になると、天井面などの別の支点が必要になり、シートの配置(ビジネスとかエコノミーとか)を簡単に変えることが出来なくなりますし、重量もそれだけ重くなります。 2点にしろ3点にしろ、飛行機が本当に重大な事故になったら、どちらも同じぐらい無力ですから、シートベルトは快適性も考えて2点式が採用されています。 バスについて 日本のバスの場合、観光バスはシートベルトが付いていますが路線バスは付いていないものもあります。それでいて、立ち乗りする状態で高速道路を走るようなバスもありますので、安全性はほかのところで担保しているということになります。 もちろん3点式のほうが有効でしょうが、コストと重量が増加しますので、安全にかけるコスト(メンテナンスや重量増が招く車への負担)とバーターで考えたときに、2点式になるようです。
- pon-san
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確かにシートベルトの固定点の多い方が体に無理な姿勢を強いらずに済みますが、それは体にフィットしているとき。 乗用車では3点シートベルトが2列目にも普及し始めていますが、大半は肩のベルトの位置が上下に移動できるはず。というのも事故の際小児が首を挟んでしまうなど不適切な使用が原因で問題になりました。 飛行機やバスは大人子供様々な人が乗りますので、すべての人に3点シートベルト適切に付けようとするとコストがすごいことになるからではないかと。 また飛行機では衝撃対応姿勢はシートベルトをした状態でひざを抱えるように上半身を丸めて頭部を保護しますが、3点シートベルトではこの姿勢が取れませんよね。座席に固定されさえすれば安全という自動車とは安全に対する考え方の違いととらえた方が良さそうです。 そもそもF1カー並みに速度を出す新幹線になんでシートベルトがないのかとか帰省ラッシュに定員の150%で270kmで走っていてテロにでも遭ったら被害は飛行機の墜落以上じゃないの?とかっていう蛇足的なつっこみはありますけど。
- ken200707
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通常シートベルトの形状で2点式、3点式と呼ぶのは固定する点の数によります。 3点式は腰の左右及び片の当たりで固定する方式で、現在の日本でおいて、運転席、助手席でおおく用いられています。2点式は腰の左右で固定する方式で、後部座席で用いられていることが多いようです。 “いまだに2点式”が前座席についてであれば、質問者に誤解があるように思われます。 一部の車両(スポーツカーなど)では、4点式(腰の左右と両肩)があり、レーシングカーでは6点式などがあります。 なおベルトの形状及び形式は道路運送車両の保安基準の告示により、現在は4点式は認められていません。
補足
すいません。 乗員という言い方が悪かったです。正しくは乗客です