なぜSCM材は焼き入れ性が良いのか?
SC材と比較してSCM材の焼き入れ性が良いことは、常識的に
知っているのですが、それはどういう仕組みによるものなのでしょうか?
先日、ふと疑問に思い調べてみたのですが納得のいく答えを得られていません。
詳しい方がおられましたら、是非ご教示お願いします。
鉄鋼材料が熱処理によって硬くなるのはC%に依存しますが、
それを原子レベルで見た場合、結晶格子のなかに侵入したC原子が
結晶格子にひずみを発生させ、そのことによって、結晶格子が変形
しにくくなる→硬くなる、ということと思います。
CrやMnなどの大きさの異なる金属原子(置換型)が入り込んでいる
合金鋼は元々小さな格子ひずみが発生しているので、熱処理をした場合に
深くまでその効果が入りやすい・・・という事なのでしょうか?
宜しくお願いします。
しばらく、閲覧できなかったのでその間にずいぶん回答いただいていた
ようですね。有り難うございます+遅くなり申し訳有りません。
(追記)という形で皆さんへのお礼とさせて下さい。
>CrやMnがどのような作用をすることで臨界冷却速度が遅くなる
>メカニズムを知りたいということでしょうか?
そうなんです。なぜ合金元素が加わることで臨界冷却速度が遅くなるので
しょうか?
>Mo,Cr,Mn,Vは炭素原子の拡散を困難にし、パーライト変態を起こしにくくする
>SCM材には「自硬性がある」
この辺に答えが有りそうですね、教えていただいた内容を元にもう少し
勉強してみます。他に参考となりそうな事項がありましたら
宜しくお願いします。
お礼
お忙しい間、有り難うございました。