抵抗入りのマイクケーブル(2)
No4370959の続きです。
私は20mのマイクケーブル(2芯シールド線)でありながら、その芯線が20Ωもの直列抵抗を持っている、ものを見つけました。しかもそれが3本もありました。この抵抗が生じる理由は、芯線が太さ8mm(この直径はマイクロメーターで測定しました)の細線を8本しか使っていないことです。インターネット上の日立電線のHPにあるデータから推測すると、太さ8mmの細線を8本使った場合、その抵抗は約0.5Ω/mです。20Ω/20m=1Ω/mですが、測定の際の接触抵抗や、日立電線の細線材料よりさらに質が落ちる材料を使用してある可能性を考えると、上の2つの数値は、ほぼ合っていると見てよい、と思います。
色々と考えた末の、私の結論は、このケーブルは品質の悪い粗悪品として製造された、と考えました。というのも、これでも何とかマイクケーブルとして使えるからです。抵抗が0オームに近い物に比べると、音量が少し落ちるはずですが、実験してみたところ、耳で区別できるほどの差は聞き分けられなかったです。たぶん値段が良質のマイクケーブルより、ずっと安くなっていたのでしょう。このような抵抗入りのマイクケーブルの存在を何らかの形で知っておられる方がおられましたら、お知らせください。私の推測が正しいのかどうかを、知りたく思っています。
お礼
遅くなりましたがありがとう