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アラファト議長の監禁とイスラエル軍の求める理由
- アラファト議長は何故監禁されているのか
- イスラエル軍の求める理由は何か
- 最近のニュースでアラファト議長の監禁が開放されたことが報じられているが、彼は一体どのような人物なのか
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Q/アラファト議長という方が監禁されていたのが開放され、イスラエル軍が撤退したとのことだったのですが、そもそもアラファト議長という方は何をされている方なのでしょう? A/イスラエルという国には2つの人種というか、異なる思想と信仰する方々が暮らしています。一つはイスラエルに住むユダヤ人(ユダヤ教)、もう一つは、パレスチナを拠点とするパレスチナ人(イスラム教)です。 (ここは、キリスト教の聖地でもある) 問題なのはどちらも聖地が首都のエルサレムにあることです。ここでは、以前から戦争が絶えず、第三次中東戦争(1967年)までの間は、エルサレムは東(ヨルダン)と西(イスラエル)で保有国が別れていました。 まあ、西と東というとドイツのベルリンの壁のような物ですね。 しかし、67年にエルサレムをイスラエルが占領し、80年にエルサレムを統一しました。その後、パレスチナ人がそれに対して反発し内戦が続いています。 この国では、小さな紛争を含め、第一次中東戦争以降(1948年)ほとんど常にどこかで内戦が起こってきた国です。 Q/前から何度も監禁や軟禁されているような気がするのですが、イスラエル軍は何を求めているのですか? A/過激的なパレスチナ人のイスラエルからの撤退と、過激派のテロの中止を求めています。対して、パレスチナ人は彼らの聖地東エルサレムの返還と、パレスチナ自治区の独立を求めています。まあ、どちらが良いとは言えないですよね。 パレスチナの長である、アラファト議長は、パレスチナ人のまとめ役ですが、過激派の一部はそれに対して全く言うことを聞かないでテロや戦闘をしており、その辺りでも監禁される理由はあります。 ちなみに、テロをしている過激派もパレスチナ人の市民には、援助をするほどで人として悪いと言うよりは、宗教信仰故にどちらも戦いを続けている複雑な国です。 本来なら、宗教は人々を幸せにし、よりよい生き方を説く物のはずなのですけどね。 まあ、後は参考をご覧ください。東エルサレムについてです。これは、我々からすれば簡単に仲良くすればと思うところですが、長年、多くの血が流れている国では、既に麻痺している部分があるのかも知れません。
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- hatsushio
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No2の方が詳しく書かれてるので、極力重複は避けて、端的に。 アラファト議長は、かつてはパレスチナ勢力の頭目として対イスラエルの戦いを指導してきました。現在もパレスチナ側の纏め役ですが対話路線へ転換していますが、逆にそのことで過激派の動きを押さえられないような状況になっています。 イスラエルとしては、纏め役である以上指導力を発揮して統一方針の下、過激派の行動を押さえることを求めるのですが。議長は口先ばかり。約束したはずの爆破事件犯人の引き渡しも反故。つきあげでパレスチナ勢力内での地位が危ういという事情もあるようです。監禁、軟禁を繰り返してるのは、そういった議長にイスラエル軍が業を煮やしての行動のようですね。
- ssiinn
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よろしければ、参考までに。 NHKの番組のHPです。 「今週のわからん」から(子供向けの為わかりやすく明瞭です。)
- LAMY
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専門家ではないので詳しく書けないのですが、概要はこんな感じです。 一言で書くと「宗教戦争」になると思います...「ユダヤ教」と「イスラム教」 の聖地が隣接(ほぼ同一個所)していたので、場所取り合いになりました。 (特に他宗教は汚れているとの考えが、強いのでしょうね) 「ユダヤ教」については数奇な運命を辿った宗教で、現イスラエルが安住の地 となっていますが、これを認めたくない近隣国の思惑もあるみたいです。 「アラファト議長」は中東和平を唱えて、諸国の仲介をかって出たのですが、 その外観から分かる(衣服)ようにイスラム系の出身者です。 なので同じ様 な国々の方からすると、同じ宗教の筈なのに「何で他宗教の見方をするんだ!」 という事になり、極論として「裏切り者」になってしまいます。 現在は本来の理由から逸脱して、「仲間を殺した相手に反撃」を優先に考える人 も多くいるそうです。 これについてはお互い様で、血で血を洗う戦いになって います。 また宗教として直接関係の無かったアメリカが、イスラエルに肩入れ して武器供与や支援を行った為、イスラム教を支持する諸国から反感を買い、 同時多発テロとなってしまいました。 (ナチスの悲劇が再び起こる前の仲介でしたが、ちと余計だった部分もあると思う) 他宗教との間で、もう少し理解が深まり、寛容にならない限り、同じような紛争 は続くと思います...もうこんな簡単な理由だけではないですが。