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寄生虫標本作成にクレオソートを使う理由
寄生虫虫体(吸虫など)を顕微鏡で観察できる永久プレパラートにする方法を本で調べると,染色後,脱水→クレオソート→封入,とか脱水→クレオソート・キシレン混合物→キシレン→封入,のようにクレオソートを使用するよう書いてあります.このクレオソートは何の役割なのでしょうか? よろしくお願いします.
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こんにちは。寄生虫の虫体標本の場合、防腐ではなくちょっと違う意味があります。 寄生虫の体にはたんぱく質分解酵素が多量に含まれており、この酵素を失活させる阻害剤を入れておかないと脱水しても長期的には分解されてしまうのです。 永久プレパラートの場合、長期安定性が重要なのでこの酵素の阻害物質として入ってます。
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- a-kuma
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回答No.1
> このクレオソートは何の役割なのでしょうか? 殺菌剤・防腐剤としての効果を期待しているのだと思います。
質問者
お礼
回答ありがとうございます. 普通(組織切片や小さな昆虫など)はアルコール脱水→キシレン→封入でクレオソートは使いませんね.寄生虫標本は厚くなりがちですが,固定・脱水をしていれば防腐剤の必要はないのではと思うのですが・・・
お礼
回答ありがとうございます。 実は内心「使わなくてもいいんじゃないかー?」と少し思っていました.しかし,やはりクレオソートは使おう,という気になりました.