• ベストアンサー

イギリスにおける大陪審の廃止理由

イギリス陪審の歴史についての質問です。 大陪審が一九四八年に廃止された、とありますが、その理由はなんなのかがいまいちわかりません。 どなたか教えていただけないでしょうか。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • nep0707
  • ベストアンサー率39% (902/2308)
回答No.1

大陪審は正しくは起訴陪審と呼ばれ、起訴するかどうかを決めるための陪審制度ですが、 もともとが検察官という役割が存在しなかった頃の名残の制度でした。 刑事訴訟において検察官という役割が確立されるようになると、 大陪審は実質的に検察官の決定を追認するだけの傾向を持つようになり、 時間やお金がかかる割に形式的な役割しか果たせていないことから、廃止された、 というところだと思います。 アメリカでは憲法(修正5条)で死刑に相当する重罪について大陪審を保障する規定がありますが、 実際には約半数の州が大陪審を実施していません。 ちなみに日本には大陪審はありませんが、検察審査会は大陪審を参考に作られた組織です。 …余談ですが、裁判員制度にいろいろ思いを持っている人は、  既存している検察審査会だっていつでも呼ばれる可能性があることを知っているのかな、と思ったり…。

tamakinoa
質問者

お礼

回答ありがとうございます^^ 大陪審の役割もいまいち理解できていなかったので、大変勉強になりました! 検察審査会のこともそうですよね。裁判員制度関連の本でもあまり言及している本にめぐりあってなかったので目から鱗です。 どうもありがとうございました。

関連するQ&A