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読書家の方、教えてください
魅力的な照明の登場する文学作品をご存知ないですか? 照明について、一行ではなく、魅力的に描写している作品を探しています。 作品名と作者を教えてください。 出来れば、その照明の描写の引用も・・・。 困っています。お願いします。
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- p_cat
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東野圭吾さんの、「虹を操る少年」はいかがでしょう? いま手元に本がないので引用はできませんが、こちらの紹介があります↓。
- kyokosam
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oni_ocさんの便乗のようで申し訳ありませんが 私も建築を勉強する際、大学・専門学校共に この『陰翳礼讃』(いんえいらいさん)を読まされました。 どの人にいわせても、多分基本となる本です。 引用 漆器は、たとえば蝋燭のようなぼんやりした明かりの下におかれたとき、その美しさをより発揮できる。それは、「闇」を条件に入れた日本的な美意識の表れである。金色をふんだんに用いた蒔絵・陶器もそれをはっきりと見分けることの出来ない闇の中で、真にその味わいを発揮するものである。
照明器具や、光について直接書かれたものではないのですが、 谷崎潤一郎「陰翳礼賛」はいかがですか。 日本家屋のふすま、障子、などなどから入るうす明かりの美しさに ついて語られたエッセイです。 引用: 私は数寄を凝らした日本座敷の床の間を見るごとに、いかに日本 人が陰翳の秘密を理解し、光と蔭との使い分けに巧妙であるかに感 嘆する。なぜなら、そこにはこれという特別なしつらえがあるので はない。要するに唯清楚な木材と清楚な壁とを以て一つの凹んだ空 間を仕切り、そこへ引き入れられた光線が凹もの此処彼処へ朦朧た る隈を生むようにする。にもかかわらず、われらは落懸のうしろや、 花活の周囲や、違い棚の下などを填めている闇を眺めて、それが何 でもない蔭であることを知りながらも、そこの空気だけがシーンと 沈み切っているような、永劫不変の閑寂がその暗がりを領している ような感銘を受ける。 ちなみに、僕は映画の専門学校に通ってましたが、照明の当て方の 教材として学校で使用されていました。