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池澤夏樹『読書癖』 中世ヨーロッパについての小説
いつもお世話になってます。 池澤夏樹『読書癖』1巻に載っている、 ・中世ヨーロッパが舞台 ・読むにあたって、文学史の知識を必要とする(池澤氏による) ・読み応えがある、ハードなもの(〃) ・修道院も描かれる ・作者は外国の人 といった小説のタイトル・作者名をご存知の方、教えていただけますか。
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今晩は。 ほぼ一日経過しても誰も答えないので、可能性があるものを参考までに一つ挙げておきます。 この条件からある程度外国小説を読んでいる人が連想するのは『薔薇の名前』でしょう。 http://www.honya-town.co.jp/hst/HTdispatch?nips_cd=9900072014 ある修道院で写経僧の連続殺人が発生する。その背後にあるのは・・・。キリスト教異端審問や或る書物の運命などを、現代の世界情勢ともからめて描く重厚な作品です。世界的なベスト・セラーとなり、のちには映画化もされました。 娯楽小説としも一級ですから、とにかく読み飛ばしてしまうことも出来ます。ところがこれには実に多種多様な意味も作者がこめているらしく、それを解題する本まで存在します。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%96%94%E8%96%87%E3%81%AE%E5%90%8D%E5%89%8D#.E5.8F.82.E8.80.83.E6.96.87.E7.8C.AE ↑参考文献参照。 これを書いているうちにもう1冊思い出しましたが、こちらは中世ではあっても、修道院ではなく普通の教会ですから、違うでしょう。しかしこれも優れたSFです。 『ドゥームズデイ・ブック』、コニー・ウィリス。 http://www.honya-town.co.jp/hst/HTdispatch?nips_cd=9976725574 初めの翻訳版は1995年の刊行です。
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- Budger
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出版元の「みすず書房」の「読書癖1」ページには『『薔薇の名前』から理科年表、李賀の詩から石川淳の力学へ、また童話からSFへと、扱う対象はじつに多様、まことに壮観である。』とあります。 http://www.msz.co.jp/book/detail/04541.html #1さんの回答にある『薔薇の名前』ではないでしょうか。 ご参考まで。
お礼
お返事が遅くなり申し訳ありません。 確かに、薔薇の名前でした。 ありがとうございました!
お礼
返事が遅れてしまい申し訳ありません。 運悪くまだ確認できていないのですが、 >ある修道院で写経僧の連続殺人が発生する。その背後にあるのは・・・。キリスト教異端審問や或る書物の運命などを、現代の世界情勢ともからめて描く重厚な作品です。 というくだりを読んだ限りでは、おそらく『薔薇の名前』に間違いないと思います。 なるべくはやく暇を見つけて、購入します。 一か月以上も放置(事実上はそうなりますね)してしまいすみませんでした。 またお力をお借りすることもあると思いますので、その時はよろしくお願いします。 ありがとうございました。