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人生観を変えるような小説はありますか?
読んだ後に思わず人生観が変わってしまうような、何の為に生きているのか考えさせられるような、そんな小説はありますでしょうか? 人生というか己に深みと感動を与えるような…そんなものを探しています。 個人的には、悲しい感じの、でも痛々しくない、主人公が必死に生き、それでもさらにそれを上回る現実が待っているような、しかし何か感じずにはいられなくなる、そんな深く心に残るフランス映画(?)のような小説(哲学的というか詩的というか)を探しています。 ちなみに、書評を聞いて「白い犬とワルツを」を読みましたが、個人的にはあと10年20年先にはと…; 老後など人生の下り坂に読みたい1冊でした…; 個人的には最近読んだ、「ザ・ギバー」が素晴らしかったです。 最近は「カラマゾフの兄弟」が気になっています。 また、ラノベなどでも、素晴らしいものは読みます。 最近、ちょっと落ち込み気味でしてよろしくお願いします。
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旅の終わりの音楽(上下)【新潮文庫】エリック・F・ハンセン 映画「タイタニック」はご覧になりましたでしょうか? 私は主人公2人のラブロマンスよりも、客船が沈むその瞬間まで演奏し続けた楽団の姿に感動しました。 その楽団員たちの物語です。 余計かもしれませんが、個人的には『旅路の果ての讃歌』という原題の方が好きです。
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- harepanda
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ミヒャエル・エンデ「はてしない物語」かな。 主人公が良いことばかりではなく、悪いこともするので、説教臭さがなく、読んでいて退屈を感じません。一度は英雄になった主人公が全てを失った時、殺し合いまでしたもう1人の主人公が、助けに来てくれるシーンは感動もの。 読み終わったあと、不思議な体験をしたような気分になります。不思議の国のアリスを、大人や年長向けにしたような本だと思えばよいでしょう。
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ミヒャエル・エンデは童話タッチなのに、中身はむしろ大人が読んだ方が思わずぞっとするような話が多いですよね。 仰るとおりむしろ大人の方が影響が強い童話というか…。 私は「モモ」も面白かったですね。 ありがとう御座います、 残念ながら「はてしない物語」は既に読書済みです^^;
- super32x
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フランス映画、ようございますわね。「ぼくのおじさん」という不思議な映画を思い出し、ラストの犬の群れに、意味不明でありながら、おおいなる感動を覚えた記憶がよみがえりました。 さて。小説。 山本周五郎なんて、いかがでしょう。 短編も長編も多くものしてきた作家さんなので、まずは短編で様子見をされては。 当方は長編「さぶ」に感銘をうけましたが、短編の「よじょう」(短編集”大炊介始末”に収録されています)も素晴らしい味わいがあります。 がんばらないことに全身全霊をかける、というような、逆説的な話で、肩のちからがスーっと抜けてゆくような味わいがありますよ。 重いものも紹介いたします。 「笹まくら」丸谷才一(新潮文庫) ひとりの青年が、みずからの信念でもってひとつの決断を下し、その決断にのっとって「逃げる」物語です。 「徹底的に逃げることを選ぶ」のは「戦う」よりも時として強い重圧を受けるのですが、その重圧を知りてなお断乎として彼は「逃げ」続けます。 彼が逃げたのは、たったひとつの事象。 第二次世界大戦。 すみずみまで美しい文章で綴られております。傑作です。
お礼
いいですねぇ…。 おじさんものといえば、最近見た「ウォルター少年と夏の休日」が素晴しゅうございました。 アメリカ映画でしたが、情景的でフランス映画かと思ったぐらいです(まぁ、俳優と子役の時点でアメリカと気づいておりましたが…笑)。 http://www.geocities.jp/ryoku_cha_an/drama-movie/secondhand-lions.html フランス映画といえば、車窓や旅をモチーフにした…て本題からズレてますな…; >山本周五郎 おお、山本周五郎先生といいますと、私は椿三十郎を思い出しますなぁ…。 小説の方はそれほど読んだわけではなかったので、是非ともこの機会に読ませて頂きます。 >笹まくら 丸谷才一の名は聞いた事がありましたが、小説は読んだ事がありませんでした。 ありがとう御座います。こちらも読んで見たいと思います。 色々な御本の御紹介感謝致します。 日本人作家で情景的なのといえば、宮本輝先生のがしんみりとしていてどこか情緒的でしたなぁ…。 決して好きなタイプの文体ではないのですが、何故か記憶に残るというか昔の懐かしいどこかで見たような風景が浮かぶんです。 …と、また脱線してしまいました;失礼を;
お礼
おお、まさか同じような意見の方がいらっしゃったとは! >映画「タイタニック」はご覧になりましたでしょうか? >私は主人公2人のラブロマンスよりも、客船が沈むその瞬間まで演奏し続けた楽団の姿に感動しました もちろんですとも。 (ここだけの話。タイタニック好きの方から顰蹙を買うので言いませんが、私はラブロマンスを醒めた目で見ていて、バックで演奏を最後までしていた楽団に感動し、見終わった後はあの光景以外あまり記憶に残らなかったという話が…ボソッ) まさか本が出ていたとは!? いえいえ、是非とも原題の方から読ませて頂きます。 ありがとう御座います。