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石油燃焼で発生するCO2の量
温室効果ガスのひとつであるCO2について質問します。端的に石油を1トン燃焼させると○○トン(またはkg)のCO2が発生するのでしょうか。気体を重量で表現するのはおかしいようですが、排出削減の目標値などもすべてトンの単位になっていますので、比較のためにそろえる必要があります。
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#2です。 さっきの計算を詳しく書くと C9H20(灯油とします)+ 14O2(酸素)= 9CO2(二酸化炭素) + 10H2O(水) 分子量になおすと C=12 O=16 H=1 ですので 128 + 448 = 396 + 180 となります。 よって1トンの灯油が燃えると1× 128/396 ≒ 3.09 です。 (つまり1トンの灯油を燃やすのに約3.5トンの酸素が必要ということです) 同様に天然ガスは主成分がメタン(CH4)ですので。 CH4 + 2O2 = CO2 + 2H2O 16 + 64 = 44 + 36 となり 1トンの天然ガスが燃えると約2.75トンの二酸化炭素ができます。
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- rinkun
- ベストアンサー率44% (706/1571)
温室効果ガス排出量の算定に関しては参考URLのサイトが役立つでしょう。 http://www.env.go.jp/earth/ghg-santeikohyo/manual/index.html
お礼
膨大な資料でしたが、役に立つことがずいぶんございました。感謝します。
- firepapa
- ベストアンサー率44% (37/84)
大ざっぱに計算すると約3トンです。 (石油といってもいろいろありますので、灯油の主成分のC9H20が 完全燃焼したとするとCO2が9つできますので)
お礼
ご回答いただきありがとうございました。補足を見ていただいて、さらにご教示いただければ幸いです。
補足
浅学非才をも省みず、いただいた回答に疑問を呈します。灯油が燃焼したときにはCO2とH2Oになると学んだ覚えがあります。また「エネルギー不滅の法則」や「質量不変の法則」ということもあったのではないでしょうか。1トンの質量のものを燃焼させて3トンの排ガス(気体の重量というものがいまいち分かっていませんが)うを生じると言うことは、結合するO2の値が大きいからですか?専門家の方には愚問かもしれませんが、よろしくお願いいたします。色々と調べましたが、石油、石炭と天然ガスの比較とかの数値しか見つかりませんでしたので、この欄で質問させていただいております。
- webster
- ベストアンサー率66% (4/6)
炭素をトンの単位で表すのは、炭素が大気中にだけ存在するのではないからです。 地球温暖化の議論では、炭素循環という地球上での炭素の動態を正しく把握しなければなりません(参考URL参照)。 炭素は大気だけでなく、生物、海洋、岩石にも存在します。 そのためトンという単位を使います。 地球温暖化を議論している学術論文では、炭素をトン表示しています。 ちなみに、44gのCO2中の炭素は12gです。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。炭素循環について知識を得ましたことに感謝いたします。
補足
質問の趣旨は「石油(灯油と限定して)1トンを燃やした場合、いくらのCO2(単位:重量)を排出するのか」ということです。よろしくお願いいたします。
お礼
大変よく分かりました。ありがとうございます。
補足
この旅いただいた回答など、地球温暖化対策CO2発生を抑えることに関する数値的な資料の掲載されているURLをご存知でしたら教えてください。