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口語文での短歌の品詞分解と現代語について
Q、「やは肌のあつき血汐にふれも見で さびしからずや道を説く君」の品詞分解と現代語の意味について教えてください。 品詞分解と現代語の意味が、うまく訳せません。 初句の「やは」は、係助詞だと思うのですが、反語か、問いかけか、勧誘か、よくわかりません。 「ふれも見で」の部分も、「で」は、打消しの助詞で、現代語に訳すと、「触れも見ないで」、でいいのでしょうか。
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- boss-
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まず、「やは」が係助詞だと思う、とのことですので、老婆心ながら質問からズレているのを承知で文節について書いておきます。 文節とは中学時代に口語文法で「~ネで区切る」とか、そんな教わり方をしたと思いますが、本当は、「自立語で切る」ということなんです。簡単にまとめておきますと、 【文節】 ・一文節に一自立語 ・文節の先頭は必ず自立語 ・付属語は自立語のあとにいくつでもくっ付く ということなわけです(何か適当に試してみてください。必ずそうなっていますから。)。 ということで、突然文頭に「やは」という係助詞が来ることは決してないことになりますよ。 では、品詞分解 やは肌(名詞) の(助詞) あつき(形容詞) 血汐(名詞) に(助詞) ふれ(動詞) も(助詞) 見(動詞) で(助詞) さびしから(形容詞) ず(助詞) や(助詞) 道(名詞) を(助詞) 説く(動詞) 君(名詞) となります。「やは」を係助詞かと考えるくらいですから、おそらく助詞の種類についてはお調べになれば大丈夫かと思います。 次に意味ですが、 やわらかな肌の(中にみなぎっている)あっつい(情熱の)血潮にふれてもみないで、(そ知らぬ顔して)人の道を(かたっくるしく)といているあなた、さびしくないのですか? くらいの意味でしょう。私の訳なのでヘタくそですが^_^; ちなみに、この「君」はのちの夫・鉄幹とも言われています。 よく言われることですが、この歌こそ官能的と呼ぶにふさわしい晶子の代表作ですね。抑圧されている女性にあって、このストレートな誘い・・・好きです、こういう女性^_^;
「やは肌(柔肌)」は、一つの名詞として扱っていいと思います。 「ふれも見で」は、口語ならば「触れて見もしないで」でしょう。
- ANASTASIAK
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>初句の「やは」は、係助詞だと思うのですが、 形容詞です。「柔らかい」 >「ふれも見で」の部分も、「で」は、打消しの助詞で、 >現代語に訳すと、「触れも見ないで」、でいいのでしょうか。 そのとおりです。
お礼
ご回答ありがとうございました。 「やは」は、係助詞だと思いこんでいたので、形容詞の柔らかいで訳すと、現代訳がはっきりしてきました。
お礼
ご回答ありがとうございました。 係り助詞=付属語なので、自立語の後にしか、付属語がこない言う規則は、丁寧なご説明で、一発で頭に入りました。 文法書をザラっと読んで、自立語と付属語の関係などは、はじめのはじめに理解している”つもり”なのですが、実は、わかったような気になっているだけです。 わからない事をはっきりさせた上で、解答をもらうと、本当にスーっと頭に入ります。