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ヨーロッパの王朝について

ほとんどの地域で、ある王朝が滅びる場合それが外部からの侵攻に よるものであれ、臣下に下克上されるのであれ、最後は武力で打倒 されるか、そうでなくとも強制的に退位させられて取って代わられる 事がほとんどであると思います。 しかしヨーロッパの場合、後継者が断絶して他に併合されるとか、 傍系に移るという事はあっても、武力で滅亡させられたりまったく 血統の関係ないものに乗っ取られるという事はほとんど無いように思います。 日本の天皇家のように神話に基づく「万世一系」のような特別な権威 が存在するのならともかく、ヨーロッパの王家にそういうものがあるのでしょうか? なぜこうなっているのでしょうか?

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  • ベストアンサー
  • nacam
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回答No.3

ヨーロッパにおいては、各王家は互いに婚姻で結びついており、相互に親戚関係にありました。 そのため、ある王家が絶えても必ずどこかにその一族がおり、その子が王になる事で王家の血が絶える事はありませんでした。 ただ逆にそれは、王位継承戦争の頻発につながりますが。 また王家は、他国の王家を完全に抹殺する事を望みませんでした。 そんな事をすれば、次は自分達が抹殺される事になりかねないためです。 そのための王家による結婚によるつながりなのです。 近世までのヨーロッパにおける戦争は、一種のスポーツのようなもので、相手を徹底的に追い込んでも王家には手を出さない事が常識でした。 相手の国の王を捕えても、身代金をとって解放していました。 リチャード獅子心王は、敵方のオーストリア伯に捕えられ、イギリスの国家予算の大半に相当する身代金を支払い解放されています。 百年戦争でイギリス軍に捕えられたフランス王は、みずからの身代金調達のためにフランスに帰り身代金の工面をしますが、必要な金額が集まらず再度イギリス軍の捕虜となっています。 こういったルールは、ヨーロッパ以外の地域には適用されませんから、外敵に滅ぼされた場合には、王家滅亡となったりしましたが。 >日本の天皇家のように神話に基づく「万世一系」のような特別な権威 が存在するのならともかく、ヨーロッパの王家にそういうものがあるのでしょうか? そういった明確なものは存在しませんが、王家相互間のカルテルのようなもので、「正統な手続きを踏まずに王家を起こす事は認めない」というものがありました。 そのため、ブルゴーニュ公家では、王以上の財力・権力・領土を持っていましたが王を名乗る事はできませんでした。 そのため、当時の神聖ローマ皇帝位を保持していたハプスブルク家に近づき、皇帝の位を手に入れようとしました。 またリトワニアは、現在のリトワニア、ベラルーシ、ウクライナを領する大国でしたが、王号を認められず大公国のままでした。

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その他の回答 (2)

  • caesar-x2
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回答No.2

ヨーロッパにおいては、道徳・政治的大義という点で キリスト教会が支配的であったので、 正当性が必要とされたからです。 キリスト教の考えでは、君主とその一族は神に選ばれた存在であり、 神の世俗的代理者として代理統治していると考えるので、 正統な手続きなしにこれを奪うことはできなかったわけです。 キリスト教会は、巧妙に支配階級に取り入り、 それを次第に支配するようになっていきます。 日本のおいても、天皇家が根源として各氏族の権威が生まれるために 天皇制が実権を失ってからも、絶えることが無かったわけで、 ま、それと同じ論理です。

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  • nktn0108
  • ベストアンサー率21% (29/137)
回答No.1

ヨーロッパといっても広いです イギリス(UK)は日本同様島国なのであまり征服されたことがないです オーストラリアのパフスブルク家(間違ってたらごめんなさい)はヨーロッパのほとんどに王子を出しています わかりやすいようにアジアにおきかえると UK=日本、ヨーロッパ大陸諸国=中国国内の省(日本でいう県)、漢民族、満州民族など こういう風に考えると土地が陸続き=機会があれば征服、大陸(地方)統一>分裂 という流れがどこの地域でもあります。回答になってないかもmm

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