可能といえば可能。不可能といえば不可能です。
管面(画面のこと)に表示された波形の目盛り数を読みとって、
それと感度設定つまみとプローブの減衰率で変換すれば
ピーク値は出てきます。
たとえば、1V/divで、10:1のプローブを使い、全部で
8目盛り(たいてい8目盛り)あるオシロの管面に半分の大きさで
波形を描いたとき、1*(1/10)*4=4V
ピーク対ピーク値で4Vになります。
これがサイン波であれば、4/2/1.414=1.414で
実効値も計算でき、1.414Vです。
サイン波以外では、実効値の計算は難しくなります。
また、オシロスコープの管面に固定表示できない、
瞬間的な波形は、測定が困難です。
こういう場合はストレージスコープを使用することになります。
これは、一定のトリガ条件でタイミングをとって
瞬間的な波形を永続表示するものです。