電気保安の仕事をしているのならご存知でしょうが、自家用電気工作物の保安は自主保安が原則ですよね?
外部委託承認申請を行うときに、設置者が保安規程を作成し、外部委託承認申請書を産業保安監督部に提出しますが、この保安規程がくせ者で、普通設置者が保安規程を作成する事は、まずありません。
従って、黄色とか、ピンクの既製品の保安規程を提出する訳ですが、この保安規程の点検頻度の所を、停電年次点検は3年に1回とか5年や10年に1回とかにすれば良いわけです。あくまでも、自主保安ですからw
但し、産業保安監督部の役人が認めてくれればですけど。
保安規程って軽視されてますが、自主保安のすべてですよ!!
3年に1回の停電点検の根拠ですが、はっきり言って無いです。役人の内緒話によれば、高度オンライン化が進み毎年停電点検をすることが困難になっている事業場が多々ありますが、せめて3年に1回は停電点検をしてくださいと言うことです。
私としては、何でもかんでも3年に1回というのは反対です。新設の受電所ならば3年に1回の停電で良いかもしれませんが、20年や30年経過した受電所であれば、毎年停電点検をするべきだと思います。
設置者と膝を割って保安規程のことを説明し、その設備が信頼性のあるものであれば、3年に1回に保安規程を変更するとか、扉を開けるのも怖いような設備なら毎年停電点検をさせてくださいと話をするのが良いのではないでしょうか。
お礼
ありがとうございました。 やはり3年1回の根拠はないということで。 でも役所の審査基準が3年1回と書かれているので、それよりも長い期間では認められないかも知れませんね。 私は毎年1回の停電点検が一番いいと考えていますが、お客さまから「停電は3年毎に実施して欲しい。」と言われてしまいました。 実際に停電は非常に困難な事業場なので、無停電にも対応せざるを得ない状況です。私が考える無停電点検は本当に停電できない場合の対応策としてであり、予め保安規程別表にも但し書きを入れています。 結局停電ができずに経過してしまってはそれこそ点検不履行ですから、無停電でも検査を実施したという経緯を残さなければなりません。 3年を最長とし、間の2年間においても停電が可能なら実施する。無停電点検はあくまでも双方の協議のもと行うものです。 今回の質問は、どの保安法人でも3年1回としているため、何か決まりでもあるのかと疑問に感じたからでした。