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形質転換の実験で・・・
形質転換の実験でコンピテントセルとプラスミドを 混合しプラスミドを大腸菌に導入後、アンピシリンを含まない 培地で37度で1時間ほど培養するという操作はなぜ必要なのですか? その間に何が起きているのでしょうか? わかる人いたら教えてください。
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noname#4684
回答No.1
その1時間の間に起きていることは、 1. 大腸菌の健康状態の回復 2. アンピシリン耐性遺伝子の発現 です。 コンピテントセルは薬剤処理で細菌細胞膜が、かなり弱ったぼろぼろの状態になっています。これゆえにプラスミドが容易に中に入れます。この状態から1時間培養することで、大腸菌を回復させます。 また、導入した遺伝子は直後すぐに発現するわけでもないでしょうから、1時間ぐらいみれば安全かな(そろそろ発現して Amp 耐性になっている)という事です。 ヒートショック直後にまいても、大丈夫ではあるみたいです。しかし、あらっぽいやり方なので、得られるコロニー数は少ないようです。
お礼
回答ありがとうございます。 納得いきました。 大腸菌の健康状態の回復なんてそこまで考えが 及びませんでした。 とても参考になりました。