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東京電力と日本ハム・雪印の違い
雪印や日本ハムの轍を踏まぬようにか、東京電力は早々にトップが退陣しましたが、消費者が不満を持てばボイコットできる牛乳やハムと異なり、電力会社が気に入らなくてもそう簡単にボイコットはできません。 今回は原発の安全性の問題なので例外的だったのかもしれませんが、独占企業が不祥事に対して世論の批判を気にする動機は何でしょうか? 純然たる倫理感と使命感? 批判が続くと株価が下がる? 優秀な人材が集まらなくなる? 一つの答えがあるわけではないでしょうが、他に考えられる要素があったらご教示下さい。
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europiccolaさんは、電力会社を独占企業だとおっしゃっていますが、東京ガス系などの新規発電会社が設立され、コージェネシステムや燃料電池、家庭用太陽電池が普及し、電力会社以外からも電力が確保できる現在は、昔に比べればはるかに簡単に電力会社をボイコットしやすい環境になっています。 このような状況では、電力会社は不祥事に対して世論の批判を無視できないでしょう。 また、たとえ独占企業であったとしても、不祥事が起これば発電所の新設・増設、燃料費高騰による電力料金値上げ等を世論が認めないでしょうから、世論の批判は無視できないでしょう。
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- kee
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簡単だと思いますが。 発電所をたてるのに、人が住んでいない、または人の意見を気にしなくていいところにたてれるのなら、問題ないでしょう。 でも実際は違います。施設を設けるのに公共事業は世帯の意見と密着しています。 市民、県民、つまりは国が相手なのです(極論になってしまいますが) よって企業イメージは大切です。
お礼
回答ありがとうございました。 企業イメージが下がって発電所を建てられなくなると電力会社はビジネスチャンス(更に電力を売るチャンス)を逃す?札ビラをたたく必要が生じてコストが上がる?電力会社はどんなに需要が伸びても供給を満たす義務を負っている?・・・と疑問はふくらみますが、当初の質問に戻ると、発電所建設のために企業イメージが大切だという論点はよく分かりました。大変参考になりました。
- 8327
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#2さんの説が妥当かな。でも逆説的な点も・・・ はっきりいって東京電力の社長なんて昔ほどではないにしても、親方(経済労働省になったんだっけ)がついていて、国際競争どころか、国内競争もほとんどない誰でもできる職なんですよ。というわけで、その職を狙っている人がいっぱいいて、親方も順繰りでは捌ききれないので、こうゆう不祥事があるとすぐにやいのやいの言ってやめさせるのですよ。
お礼
回答ありがとうございました。 私は「商品が売れなくなると直ちに倒産に直面する食品会社以上に慌てて対応する事情」という関心をもっていたのですが、大きな会社になると「これを奇貨として若返りする」という論点もあるのですね。大変参考になりました。
- jakob
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辞任の理由は複合的なものでしょう。 でも、最大の理由は、以下のことだと考えられます。 この会社は、いまだに殆どお役所的なところです。やはり、一種独占的な企業であることも事実です。これまで、原発のいろいろな事故などもありましたが、過去の例では、たいてい、下請け会社などのせいにして自分達がこういった形で責任を取ったことはありませんでした。 ところが、今度は、過去の社長も含めて、トップ4人の辞任と極端な対応です。(4人とも、財界では、超有名人です。) これまでの事故と、今回の問題の最大の違いを考えると、理由が見えてきます。 今回の事故隠しは、監督官庁である通産省をだましたものです。 これまでの事故などの場合は、相手が国民、今度は自分達の上にいるお役所に対してなのです。 結局、お役所には、過剰反応してぺこぺこという、東京電力らしい対応と言う訳です。
お礼
回答ありがとうございました。 監督官庁をだました点では日本ハムも同様な気がしますが、直接だましたというご指摘なのですね。 企業と監督官庁の関係については考えが及んでいませんでした。大変参考になりました。
お礼
回答ありがとうございました。 普通の人にはまだ簡単にはボイコットは出来ないと思いますが、可能であるというご指摘と、独占企業という表現が不正確であった点は理解しました。 「世論が認めない」「世論の批判は無視できない」というのが抽象的で分かりづらいのですが、「発電所の新設・増設」「料金値上げ」という論点があることはよく分かりました。大変参考になりました。