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エタノールを酸化すると酢酸に??
- 質問文章では、高校生がセミナー化学の問題でエステルAの構造式を求める際に困っています。Aを加水分解して得られるアルコールを酸化すると酢酸が生成するという情報がありますが、自身の回答と模範解答の違いについて疑問を持っています。
- 自身の回答では、エタノールを過マンガン酸カリウムと硫酸と水で酸化しても酢酸にならないことを指摘しています。一方、模範解答では「酸化すると酢酸になるのはエタノールである」と記載されています。
- 疑問点は、「Aを加水分解して得られるアルコールを酸化すると酢酸が生成する」という一文が、エタノール→アセトアルデヒド→酢酸という反応を意味しているのかどうかです。
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>「Aを加水分解して得られるアルコールを酸化すると酢酸が生成する」 >という一文をもって >エタノール→アセトアルデヒド→酢酸 >と考えろということなのでしょうか? そういうことでしょうね。間違ってるとも思いません。酸化が1段階とは書いてませんし、アセトアルデヒドは空気酸化により酢酸になっていくので、間違いなく酢酸はできるでしょう。高校の実験としては簡易的に蒸留する形でアセトアルデヒドを得ます(普通硫酸酸性で二クロム酸カリウム使うと思います)が、そのまま分離せずにフラスコ内で煮込んだら酢酸ができるのではないでしょうか? http://ja.wikipedia.org/wiki/エタノール でも条件により酢酸が生成する旨書かれていますよ。
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- aries_1
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アルコールからカルボン酸へ変わる反応では、脱水素と酸素付加が連続的に起こります。 (1)エタノール→アセトアルデヒド C2H5OH→CH3COH+2H(つまり、エタノールからH原子2個を脱水素する) (2)アセトアルデヒド→酢酸 CH3COH+O→CH3COOH(つまり、O原子を1個付加する) となります。 過マンガン酸カリウムと硫酸と水では、(1)の反応が起こらないのではないでしょうか?(違ったらすみません) よって、酢酸からアルコール(エタノール)に戻すには、酸素原子1個を脱酸素した後に水素原子を2個付加しなければなりません。 しかしこのようなことを考えなくても、酸化するだけで酢酸になるアルコールはエタノールしかありませんので、何も考えずに゛アルコールの正体はエタノールだ"と断定してしまって構わないと思います。 以下余談です。必要なければ無視してください。 ゛アルデヒド(aldehyde)"という名前は゛alcohol de hydrogen"が短くなったものです。 なお゛de"は゛取れる"という意味です。 (質問者さんが生物選択なら分かると思いますが、DNAのヌクレオチドを構成している゛デオキシリボース"は、゛リボース(の2位の炭素)から酸素(オキシ)が取れた(de)もの"という意味です) よって、゛alcohol de hydrogen"は、゛アルコールから水素が取れたもの"という意味になります。 こういうのも覚えておけば、少しは楽になるかもしれません。 長文、失礼しましたm(__)m
お礼
回答ありがとうございました (1)に関してはこの条件でも起こるようです
- GOCHISOUda
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「過マンガン酸カリウムと硫酸と水」は問題文にはないですよね。 エタノールは酸化するとアセトアルデヒドになり、更に酸化が強まると酢酸になります。 ここはスルーです。普通です。問題ないです。 こういっては身も蓋もないですが、今の段階ではお決まりとして覚えましょう。 単純にC-OHの部分は酸化されるとC=O結合になるのだ、 Cの両端がCならケトン、片方でもHならアルデヒドなのだと。 アルデヒドは更に酸化されてカルボン酸になるのだと。 この問題で大切なのは、この部分というより、 (1)C6がC2とC4に分けられるのだということ (2)C2の方は、エステル合成前の物質としてエタノールであるということ (3)エステルを加水分解すると、C6H10O2+H2O→CH3CH2OH+C4H6O2 (逆にエステルの合成を考えてもよい) (4)C6H10から不飽和度2であること (5)不飽和度2うち、エステルのC=O結合と文中の環状構造で成立すること と読み解きます。 よって片割れはC3H5-COOHでC3H5-に環状構造を持たせれば 答えは一つに決まるでしょう。 Cを3つで三角形にしてそのうち一つのCにCOOHを付ける。
お礼
丁寧な回答ありがとうございます よくわかりました
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