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利下げ

最近「FRB」「日銀」「利下げ」・・・という言葉をよく耳にします。 何の金利を値下げするのか?それによってどんな影響があるのか教えてください。よろしくお願いします

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回答No.4

日本国民の多くが日銀が利上げすることを望んでいるのは 単純に定期預金金利などが上がって欲しいからです。 一般個人投資家の中には国債などの国内債券の金利が上がって欲しいから 利上げして欲しいと思っている人も多いと思います。 要するに金利収入を増やしたいから日銀に利上げしてもらいたいというスタンスです。 しかし、そういう人たちが多数いることは率直に言って大迷惑です。 すでに説明したように日銀の利上げが直接的に定期預金金利や国債金利の上昇を意味しません。 日銀による政策金利の利上げによって日本経済が悪化すれば結果的に 長期金利は下がってしまいます。 その上、経済悪化によって仕事による収入も減ってしまうことになるでしょう。 金利収入を増やしたい人たちのせいで日本経済が悪化してしまうようでは困りものでしょう。 長期金利を上げたければ、日本経済を過熱させる必要があります。 だから定期預金金利や国債金利の利上げを望んでいる人たちは 日銀が日本経済を過熱させるような金融緩和(政策金利の利下げを含む)を 要求しなければいけません。 実際にまともな金融政策が実施され、 金融緩和(政策金利の利下げを含む)によって日本経済が過熱し、 デフレが終了し、他の先進国なみの3%のインフレ率と5%の名目経済成長率が実現するころには 日本の実質長期金利=名目長期金利-インフレ率は現在よりも上昇することになるでしょう。 企業業績は伸び、求人が増えて失業者が減り、政府の税収が増えて財政赤字問題も解消します。 そしてそのころには経済が加熱しすぎることを防ぐために政策金利も十分に上昇しています。 もしも日銀が最終的に安定した利上げをしたいと望むなら、 短期的にはデフレを終わらせるような強い金融緩和を実施しなければいけないのです。

gyororo
質問者

お礼

よく分かりました。 丁寧に説明してくださって本当にありがとうございました。

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回答No.3

補足 1. 公定歩合 現在の日本銀行の政策金利は、無担保コールレート(オーバーナイト物)であり、 「公定歩合」には政策金利としての意味合いはありません。 http://www.boj.or.jp/type/release/zuiji_new/nt_cr_new/ntdis01.htm より 2. 政策金利の利下げが住宅ローン金利を下げるとは限らない 政策金利は超短期金利であり、住宅ローンは長期金利です。 短期金利と長期金利のあいだの関係は単純ではありません。 長期金利はこれからの数年間~数十年間の経済の状況を市場が どのように予測したかで決まります。 基本的に景気が悪くなると予測されれば長期金利は下がり、 景気が過熱すると予測されれば長期金利は上がります。 政策金利の利下げのせいで長期金利が上がることさえありえます。 たとえば1~2年後の景気後退を防ぐために予防的な政策金利利下げが実施されたとき そのおかげで景気後退が防げるだろうと市場が予測すれば長期金利は上がってしまいます。 最近の米国ではFRBによる政策金利の利下げと同時に長期金利も低下しています。 政策金利はFRBが決め、長期金利は市場が決めます。 米国長期金利が下がって来ているということは 米国の経済の状況が悪化すると市場が予測していることを意味しています。 3. 政策金利の利下げはマクロ経済を支えるために実施される 政策金利の利下げが借金で苦しんでいる人たちを助けるために実施されることはありません。 もしもFRBによる利下げで景気後退が防ぐことに成功し、 米国経済が再び上昇を始めれば、 結果的に長期金利は結果的に上昇してしまうかもしれません。 中央銀行による利下げはマクロ経済の悪化を防ぐために実施されます。 4. 日本の金融政策をめぐる問題点 デフレなのに日銀が政策金利を上げしたがっていること。 景気悪化懸念があってもやはり日銀が政策金利を上げたがっていること。 政策金利と定期預金金利や住宅ローン金利の区別がつかない人たちが 日銀による利上げを歓迎していること。自殺行為。 カップラーメンやガソリンの値段が上がることがインフレだと誤解している人たちが インフレを防ぐために日銀に利上げをしてもらいたがっていること。 相当にひどいです。 米国の場合はインフレ率が3%を超えていたのに FRBによる政策金利の利下げを米国民は歓迎しています。 このような違いが経済成長の差を生むことになります。

gyororo
質問者

お礼

補足してくださってありがとうございます。 知らなかったことを知ることができました。

  • mat983
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回答No.2

公定歩合を下げることです。 例えば家のローンの場合、金利を下げることで、変動金利の場合は支払い総額が下がります。 借りてに取ってはとても助かります。 反対に金利が下がると、銀行預金の利子が少なくなります。 FRBの場合は、サブプライムローンの問題で利下げし、借り手の負担を軽くする政策です。

gyororo
質問者

お礼

回答してくださってどうもありがとうございました!

回答No.1

FRBや日銀が利下げするのは政策金利です。 日銀が操作する政策金利はオーバーナイトコールレートと呼ばれている金利のことです。 短期金融市場で一晩(オーバーナイト)借りるために必要な金利を年利換算したものが オーバーナイトコールレートです。 政策金利は我々の生活とは直接関係しません。 政策金利を上げるためには日銀は市場から円を吸収しなければいけません。 逆に政策金利を下げるためには日銀が市場に円を放出しなければいけません。 政策金利の上げ下げによって市場に流れるお金の量を中央銀行は制御できます。 市場に流れるお金の量が増えると景気は過熱し、減ると景気が冷却されます。 適切な金融政策(市場に流れるお金の量を制御する政策)によって 中央銀行はマクロ経済の成長を安定させることができます。 定期預金金利や住宅ローン金利など我々になじみのある金利は長期金利とよく関係しています。 長期金利の指標としてよく使われるのが10年国債金利です。 政策金利を上げても必ずしも長期金利も上がるとは限りません。 長期金利は景気の動向に密接に依存しており、 景気が過熱すれば上昇し、景気が冷えると下降します。 最近の日本の長期金利はかなり下がってしまっています。 定期預金金利が上がって欲しいと思っている人は 日銀に日本経済がこれから加熱するような政策を要望しなければいけません。 さてデフレから抜け出せずに景気が冷えてきているのに 日本国民の多くと日銀は利上げすることを望んでいます。 ほとんど自殺行為だと思います。 米国FRBの利下げはサブプライム問題の悪影響がマクロ経済に及ぶことを できる限り防ぐために行なわれました。 まさに米国の中央銀行はマクロ経済を安定させるために利下げを行なったのです。 そしてそのことを米国民も歓迎している。日本とは大違いです。

gyororo
質問者

お礼

大変助かりました。 ありがとうございます。 ちょっと確認したいんですが、政策金利を下げると理論的には長期金利が下がるんですよね? 質問があります。「日本国民の多くと日銀は利上げすることを望んでいます。」とありましたが、なぜ望むのか、どんな結果を求めているのかよく分かりません。どんな効果を望んで利上げしようとしているんでしょうか?

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