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円キャリー取引と円高の関係
本日の産経朝刊の記事で、 日銀の利下げが予想より下回ったので 低金利の円を売ってドルやユーロ建て資産で運用する「円キャリー取引」の 巻き戻しで、円高が進んだようなことが書かれていました。 なぜ、円を売るのに円高の傾向になるのでしょうか? 今回の金融不安の前は、低利の円キャリー取引が原因で、“円安”だと思っていたのですが、 なぜ、今度は円キャリー取引が原因で“円高”なのでしょうか? 記事が間違っているのでしょうか? それとも、日銀の利下げ幅の少なさを批判したくてそのように書いているのでしょうか?
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- masuling21
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NO.1です。 >「円キャリー取引」の巻き戻しで、円高が進んだ この言い回しは、昨年あたりから円高になるたびに使われてきた常套句と思っています。為替ディーラーがよく使う言い回しです。私は、最初、「巻き戻しってなに?」と思ったのですが、手仕舞いだなと理解しました。今では、ああそうかと思います。 >文字にして世間に伝えるプロとしては、妥当というより、少し怠慢なような気がします。 産経新聞でしたね。一般紙ですから、どこかの銀行の為替ディーリング部門やFX会社に電話して、教えてもらったんでしょう。だから、自分の言葉にならず、言われたとおり書いたと、、、。その紙面を読んでいませんが、書いた記者は、質問者さんより知識がないシロウトだと思います。新聞はそういうものです。 新聞記事を鵜呑みにしないで、批評、検証する質問者さんは立派だと思っています。
- masuling21
- ベストアンサー率34% (2491/7233)
>「円キャリー取引」の巻き戻しで、 ここがポイントです。 念のために意味を書くと、円キャリー取引をやめてしまう(解消する、とか、手仕舞う)ことです。 円を売ってドルを買っていたのをやめて、円を買ってドルを売る。そうすれば、円高になります。 記事は妥当です。
補足
そうすると、 日銀が利下げ幅を0.2%ではなく0.25%以上にしていれば、 他の外貨の金利差が増し、円キャリー取引が活発になって、 少なくとも円高傾向は止められていたと、その記者が記事で言いたかったということでしょうか? そうであれば、理解できます。 ただ、masuling21さんのその説明がなければ、おそらく不思議に思ったのは私だけではなかったと思います。 文字にして世間に伝えるプロとしては、妥当というより、少し怠慢なような気がします。 その日に円高になったことの理由がわからず、何となく、 円キャリー取引という言葉を使って、記事を埋めようとしたのかもしれません。 私なら、円キャリー取引の言葉を使うのなら、 「円キャリー取引の巻き戻し」ではなく「円キャリー取引の解消が進み」とすると思います。
お礼
再びご回答いただきありがとうございます。 八つ当たり的なコメントを残してしまったにもかかわらず、申し訳ございません。 masuling21さんのご説明を聞き、 新聞というのは、その1語一句が世間を与えるところがあり、 文脈の分からない私のような者に、誤解を招くような書いてほしくないと逆切れしてしまいました。