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マイナス金利と量的緩和の対比
昨今、欧州では政策金利をマイナスにして対応するデンマークやスイスなど国があります。また、ECB自身は量的緩和を各国のバランスや負担の影響、経済状況の違いを勘案し非常に苦心しているように見えます。日本では、買い入れ上限の拡大や枠の設定をもったFRBと同様の量的緩和が続いています。 さて、現在の世界の資金動向などを勘案して、政策金利のマイナス幅をどんどん拡大させていくことにより、お金を準備高として滞留させないようにすることのほうが、やたらと介入し市中に資金を増やすより若干効率的な気がしています。 なぜ、EUは量的緩和を進めたいのでしょう?また、なぜFRBや日銀はマイナス金利へは進まなかったのでしょうか?
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noname#206834
回答No.2
- ga111
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回答No.1
お礼
ありがとうございます。こういった答えの見えづらいものについて、いろんな方の推論を聞けるというのはなんともありがたいです。 まず、政策金利をマイナスにすることで、買い手が減るのでJGBが売られて金利が暴騰するというのは時間軸が短い中ではなかなか起こりづらいと思います。なぜなら、政策金利がマイナスである以上債券の価値は上がるので、私が銀行なら暴落したところを買い漁るからです。 金利をマイナスにすると銀行預金の残高が減るというのもまた違うと思います。政策金利がマイナスになることで預金金利との間の逆ザヤは広がるでしょうが、それはあくまで短期金利の話であり、長期金利はプラスでしょうし、また、JGBを保有することでデメリットがあるのであれば、銀行はよりリスクの高い投融資へ資金を振り向けるでしょうし、なにより、今日銀が銀行に求めていることは、より積極的な投融資であり、それと整合すると感じます。